今回は、ゴルフスイングのバックスイングでのお話です。ドライバーでもアイアンでも、バックスイングの時に右脇は開くのか、締まるのかなんて、なんとマニアックな!と思ったあなた、それがどういうことなのか?そんなお話です。
右脇を開くのか、締めるのか。脇は締めるけど肘はカラダに付けないとか、脇を締めるというのは肘もカラダに付けることなのか。
ゴルフのドライバーでもアイアンでも、バックスイングの時に右脇は開くのか、締まるのか。右肘はどうするのか、世間ではいろんなお話がされています。結局はグリップ、スタンス、バックスイング、インパクト、フォロースルーなどの話で原因究明が始まります。
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この記事の内容です・・
■そもそもなぜ、バックスイングの右脇の話がレッスンで出るのか?
❐いろいろ調べて見ると実は・・
いろいろ徹底調査してみると、こんなお話がありました。
世間で、いろいろなゴルフ雑誌やレッスンプロと言われる方々などが日頃よく言われている、「右脇を締めたスイング」これはなんと、レッスンプロやスイングしているヒトを見ている第三者が、いい形のスイングというものを見極め確認する一つのポイントに過ぎない、と言うことらしいです。
(手首曲がる と肘・脇離れる← → 手首まっすぐ、肘真下)
フライングエルボー(左)
例えば、プロゴルファーがスイングをして打球を打つ、打った球がしっかりよく飛ぶ、「コレがお手本の素晴らしいスイングですよ」と言うことになる。するとその画像、動画を分析して、見た目の形、どうのこうのと判断する。
するとどうでしょう、右脇がしっかり締まってますやん!!「右脇が締まっているスイング」が、動画、画像で確認できるので、「右脇を締めたスイング」が失敗しない、上手く打球を飛ばすためのスイングの手段としての説明の一部になってしまいます。
明らかにワカル悪いスイング、見た目「右脇が開いている」に対応して、「右脇を締める」という言葉が使われる。
言葉は恐ろしいです。その言葉を聞いたイメージで、次のヒトが脇を締めた「肘がカラダに付いた」スタイルをする。
ワキ締まってるね!!ええやん!けど・・クラブ振られへん?ボール飛ばへん!こんな話が、ぎょうさんあります。ゴルフ勘違い。
言葉は難しいですが・・、脇に注目せず左手の手首に注目しましょう。
(上→フライングエルボー、下→正しいトップ)
❐もう一つの考え方とは?・・
もう一つの考え方は、フライングエルボーって聞いたことありませんか?。右脇が空いて右肘が開いたトップの形です。腕だけでバックスイングする、通称「手打ち」の皆さんはこの形になりやすいらしいです。
右肘が本来あるべきところよりもかなり高い位置にあって、見た目にも右脇が開く、そんなフライングエルボー。一旦この形でバックスイングのトップを作るクセができてしまうと、スイング軌道とか体幹を使ったスイングとかそんな話にまったくなりません。
ボールも飛ばない、ヘッドもボールに当たらない、極端な話ゴルフではなくなってしまいます。フライングエルボーの原因と修正方法についてはまたの機会にお話したいと思います。
要はこの形、このトップを見たレッスンプロ、第三者、もしかしたらアナタのお友達がそこで言います。
「右脇もっと締めなあかんで・・」、見た目のお話です。
体幹スイングとか、右肩を回すとか、手首を曲げないとか、そんな話は優先順位としてあとになってしまい。あくまでも目の前の見た目の話になります。
「右脇もっと締めなあかんで・・」「右脇あいてるんちゃう?」、フライングエルボーは確かにマズイのですが、どう右脇を締めるのか、締めると言ってもどんな感じで締めるのか。
右肘をどの位置に持ってくるのか、手首をどうするのか、そうするためにはどこにチカラを使うのか、左腕はそのときどうするのか、グリップは、そんな話はなかなか出ません。あくまで見た目のお話。
❐❐そんな右脇のお話、徹底調査すると実は、開くというレッスンと締めるというレッスンと2通りあります。❐❐
コレは脇と肘を区別せずに、脇を締める=肘をカラダに付けると勘違いした結果、脇は締めてはいけないと説明されていました。
要は、脇は軽く締めるけれど、肘はカラダにつかないと言うことです。コレならわかります。そんなこんながなんやかんや、いろいろあります・・いかがでしょうかぁ??バックスイングで右脇開く??、ホントのお話は・・コレです!
①と②見比べてどうでしょう、右の脇これは当然開いていない、閉じている状態。肘は脇腹に付けない。肘の先が地面を指す。左腕はまっすぐ肩の高さ、上半身が前傾しているのでグリップは右肩よりも高い位置になります。
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■トップでの右脇について、ホントのところ・・
❐そもそも右脇を意識しない!?
自分でバックスイングしたときに、自然に意識できるところと言うことでまとめて見ました。いかがでしょうかぁ??バックスイングの時に右脇は開くのか?。
●右脇は、腕との付け根は軽く締める。
●チカラ加減がわからない場合は、脇に挟んだタオルが落ちない程度でやって見る。
●右肘は、カラダには付けない。脇腹に付けない。
●右肘がカラダに付かない程度に、右脇を開ける。
●右肘先が、地面の方を向いている感じ。
右肘を背中側、後ろに引くイメージのまま右腰も後ろに引くだけ、引けば引くほどカラダは前傾しているので、前からの見た目はグリップが上がって行くように見える。
なので、そもそも右脇を意識しない!!
やってる本人はグリップを上げている気持ちは無いのです。後ろに引くイメージだけです。上げる下ろすはありません。
❐この「後ろに引くイメージ」というのもくせ者です。この場合の後ろ?はグリップを(グリップだけを)背中側に引くと考えると失敗します。
グリップはあくまでも自分の胸の前です。
上半身が右肩・右尻を背中側に引くイメージでバックスイングをしたときに、上半身がアドレスの位置よりも45度~90度近く、結果として左肩がボールの位置に近くなるほど回転すれば、それにつれてグリップも背中側に動きます。
グリップだけを「後ろに引くイメージ」はこの後、アウトサイドインのダウンスイングになり失敗します。
脇の話に戻すと、クラブのシャフトを左手の親指で支えている感じです。そんなイメージはいかがでしょうかぁ??右脇はまったく意識していません。
スイングするヒトの感覚ですが、バックスイングを上げる感覚か、後ろ(背中側)に引く感覚か、見た目で判断してはいけません。ゴルフは「真逆」見た目と実際は違います。
(右肘先が地面を指す、肘は離れているけどOK)
❐こんなお話もあります・・
❒ここでちょっと別な疑問
トップのグリップの位置が高い、よくあるプロゴルファーのトップを見るとトップのグリップ、手の位置が高い。なんか右脇も空いてるんちゃうん??おもいません。
トップの状態で右肘先が真下を向いていれば、右脇が空いていてもトップが高くても問題はありません。右肘先が真下を向いている、コレが重要ポイントです。
手首は?左腕はと話は広がりそうですがこのつづきは・・、この記事でしっかりお話しています。よろしくお願いいたします。
右肘が外側を向くトップは「フライングエルボー」と言われ、右肘が本来あるべきところよりもかなり高い位置になります。
見た目にも右脇が開く、そんなフライングエルボー。何度も言いますが、ボールも飛ばない、クラブもボールに当たらない、極端な話ゴルフではなくなってしまいます。
スイングするヒトの感覚ですが、バックスイングを上げる感覚か、上半身と共に後ろ(背中側)に引く感覚か、見た目で判断してはいけません。ゴルフは「真逆」見た目と実際は違います。
■切り返しでの右脇について、ホントのところ・・
❐やっぱり右脇は意識しない・・?
自分でバックスイングしたときに、自然に意識できるところと言うことでまとめて見ました。いかがでしょうかぁ??バックスイングの時に右脇は開くのか?。
●右脇は、腕との付け根は軽く締める。
●チカラ加減がわからない場合は、脇に挟んだタオルが落ちない程度でやって見る。
●右肘は、カラダには付けない。脇腹に付けない。
●右肘がカラダに付かない程度に、右脇を開ける。
●右肘先が、地面の方を向いている感じ。
☆★気がつきましたか、「トップでの右脇について」のお話とまったく一緒です。切り返しまでは右脇の意識としてはまったく同じイメージです。強いて言うなら少し左手のグリップに、アドレスしたときよりはチカラが入った感じがあります。
下半身から先に動かす切り返しでは、いろんなイメージがありますが、例えば。
(1)トップで右足カカトに乗っていた体重を、腰の回転に合わせて左足に移すような下半身の体重移動イメージ
(2)左足の踵を踏み込みながら、左腰を後ろ側、お尻側、背中側に引くような腰の回転に合わせて、左足に下半身の体重移動イメージ
(3)いちばん肝心な所は、実はクラブ、グリップ、両手はトップに置いておく(動かさない)というところです。(勝手に動きます)
など、どちらにしても上半身の胸は回転する体幹軸を頭の上から見ると、右斜め45度に向けたまま、下半身を先に動かすように意識すると、右脇を意識せずに自然に右脇の締まったスイングが可能になります。
❐下半身を先に動かせ!!とはいうモノの・・・
下半身を先に動かす・・そのエンジンは左のお尻?、左のお尻を後ろに引くパワーがわかると、下半身を動かしながら上体、上半身、トップにあるグリップを引っ張ってくる感じができるようになってきます。
❒近頃は、お腹(腹直筋)を左から右に振る・・と言うのもあります。バックスイングと同時にお腹(腹直筋)を左に向けるイメージ(最初はわかりにくい?)にしておいて、お腹をアドレスの位置(正面)に戻す勢いで両手グリップを振り下ろす(戻す)イメージです。やって見るとわかります(笑)。❒
最初はなかなかボールにヘッドが当たらないので、「やっぱり使えない」と諦めないで、左踵を踏み込みながらタイミングを取ったり、トップの位置でグリップを止めて左尻から動いてダウンスイングする練習をやって見ます。
わたしらは、トップにあるグリップを動かさない!!、コレで覚えました。動かさなくても勝手に動くようになれば正解です。
トップでグリップのプレッシャー(握るチカラ)をアドレスの時の半分にすると、チカラを抜くとグリップの意識が消えて左尻を背中側に動かすことに集中デキます。
練習用具でよくある軽いスティックをもってスイングしたり、タオルの素振りで左尻だけに意識集中してスイング、素振りをしたりしてやって見て下さい。
日頃ドライバーを振ると左の肘が抜けたりする癖のあるわたしらと同じような皆様、思いっきり最後までフルスイングができるようになります。
まずは勢いをつけて振る練習を、それから80%くらいにして正確に振る練習をします。
何度も言いますが右脇というよりは、左脇を意識して締めている感じです。両方意識すると右脇が密着しすぎて、上半身の動きが小さくなってスイング自体が小さくなります。
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■ダウンスイングでの右脇について、ホントのところ・・
❐右脇どうのこうのは考えない・・
自分でダウンスイングするときに、自然に意識できるところと言うことでまとめて見ました。いかがでしょうかぁ??バックスイングの時に右脇は開くのか?。
正直グリップがカラダの近くを通るイメージです。コレは難しいですよ・・でも意識します。
❐結果こうなる!というお話です・・
●右肘と脇腹が軽く触れる程度。
●切り返しの時よりは右肘と脇腹の間隔が狭くなった感じ(イメージ)です。
●腕の付け根、右脇の部分はしっかり締めましょう。
●右肘はまだ曲がった状態ですが、脇腹には付けずダウンスイングが続きます。
(ダウンスイングの正面ハーフウエイバック・松山英樹)
●ダウンスイングの途中に、ハーフウエイバックの状態を作る、意識する、通るようにする。
●右脇が密着しすぎる、締めすぎると上半身の動きが小さくなってスイング自体が小さくなります。
●右脇が密着しすぎる、締めすぎると体幹の回転運動がスムースにできなくなって、打球が飛ばなくなります。
●逆に、右脇が開き過ぎると、右腕が早くから伸びているので、振り遅れになってカラダの回転に腕が付いてこなくて、ダフリ、引っかけなどのミスショットになります。フライングエルボーの感じに近いのがこのスイングです。
☆★☆背骨、体幹軸を意識して、お腹、腹筋にチカラを入れて、お腹を引っ込めるような感じでインパクトに向けて、カラダを回転して行きます。
と言うわけで、右脇をあえて締めることは意識していませんが、自然に右脇の締まったダウンスイングをするために、先ほども同じお話をしています。
上半身の胸は回転する体幹軸を頭の上から見ると、右斜め45度方向に向けたまま、下半身を先に動かすように意識すると、右脇を意識せずに自然に右脇の締まったスイングが可能になります。
よく世間で言われるのは、おへそとかベルトのバックルを右斜め45度の方向に向けるという感じです。その状態からスイングを続けていくとちょうどインパクトの時点で胸が正面、ボールの方向を向いた状態になります。(下半身は左尻を背中側に引いているので、ほぼ飛球線方向に向いているいめーじです)
別の話ですが、アドレスで左脇を締めるとは、上腕二頭筋、よく言われている「二の腕」側を胸の上、大胸筋の上にのせることを「脇を締める」と表現します。
けっして、脇腹に肘を付けるような脇の閉め方ではありません。
❐松山英樹の動画あります・・
❒松山英樹プロのスイング分析、ドライバー(YouTube動画)【4分03秒】
ダウンスイングの最初、下半身の動きとか、ベルトのバックルを右45度の方向に向けるという感じを見て下さい。スローモーションもあります。
■正しい右脇の感じがワカル、練習方法はコレだ!動画です。
❒【ゴルフ】初心者必見!!実は右脇を締めてはいけない、吉本巧プロ(YouTube動画)
右脇をダウンスイングの中で締めるように意識するのではなくて、左肩を支点として移動させる回転運動でスイングするイメージのお話です。右脇は意識せずに締まるそんなイメージです。
❒肘は閉めずに脇は閉める。右腕、右肘の使い方でシンプルスイング、坂本龍楠プロ(YouTube動画)
実際ヘッドカバーを脇に挟んでする、右脇を締めた練習はスイングが小さくなるというお話です。
❒クラブをトップで正しくしならせるには右肘の位置が大切です、坂本龍楠プロ(YouTube動画)
意識しない右肘の位置が、実はクラブをしならせて飛距離を出すためのパワーになっているというお話です。
❒脇を締めるのと肘をくっつけるのは区別してスイングしましょう、坂本龍楠プロ(YouTube動画)
そのまんまですが、脇を締めると言うことを、肘をくっつけると言うことと勘違いしているというお話です。
■脇にこだわらず、スイングを見直すなら・・
❐ゴルフ!苦手ドライバー、コレなら絶対、間違い無く打てる!!
ドライバーが苦手な初心者のアナタやわたしらのタメの究極の打ち方のお話です。ドライバーが苦手なアナタための打者感覚のお話です。
いままでになかった本当の打者目線でのドライバーのスイングです。実際どうスイングするのがいいのか打者目線で打てるイメージのお話です。
❐ゴルフ!苦手なアイアン、コレなら絶対良いスイングで、間違い無く簡単に打てる!!
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■まとめです・・
ゴルフで、ドライバーでもアイアンでも、バックスイングの時に右脇は開くのか、締まるのかのお話、そのなんやかんや、その効果の活かし方などについてのお話をしてきました。
ドライバーでもアイアンでも、スイングする自分の全体像を見ているもう一人の自分がいて、後ろから、前から、上から、飛球線後方から確認できたら、そしてアドバイスできたら、ええ感じでスイングできるようになるんでしょうね。
自分のスイングの全体像のイメージができるような、そんな体験、トレーニングをして、ラウンドの時にそのイメージが持てたら、さぞかしうまくラウンドできると思うのですが・・。
とは言っても今の時代、スマホでスグ自分のスイングを確認する事がデキます。最初観たときはがっかりしますが・・笑。
❐FaceBookもやってます。こちらです!!「ゴルフ通信!松山英樹応援ブログ 出張所」
❐Twitterも何とかやってます、よろしくお願い致します!!「山田佳男@ゴルフ!松山英樹」
応援・応援・応援!、焦らず・比べず・諦めず、そんなこんな言いながらコレからも松山英樹、まずはPGAツアー賞金王になるまで応援するでぇ~。乞うご期待。
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