今回は、ゴルフ練習で使うサンドバッグ??って、知ってますか??そんなお話です。ふつうサンドバッグと言えば、ボクサーが練習するときに使う、天井からぶら下がってるごっついヤツ思いませんか?。
ボクシングの練習するときに使う、パンチでバンバンたたくアレです。ゴルフ練習でどう使うのか??と思っていたら、見事に違いました!!。
わたしらの知ってるイメージのサンドバッグでは無く「インパクトバッグ」でした。
直径40cmくらいで、高さ(厚み)が30cmくらいのビニール製の袋、バッグです。ゴルフクラブでぶっ叩きます。ゴルフボールの代わりに、スイングのインパクト部分に置いてぶっ叩きます。
そんな素振りゴルフ練習をもっと楽しく続けられるように、最大の効果を高められるように、そしていつもラウンドがイメージできるように、サンドバッグを使った素振りゴルフ練習を徹底調査です。
(このサンドバッグ?ではありません・・)
この記事の内容です・・
■ゴルフ練習で使うサンドバッグ??って、どんなモノなのか??
そうなんです!ゴルフ練習で使うサンドバッグってどんなモノなのか??見た事ありますか??。ネットで画像検索をしてみるとこんな感じす。

ここには「SWING BAG」と書かれています。他にもインパクトバッグとかゴルフ用サンドバッグとか言われています。
要するにゴルフのクラブでボールの代わりに「ぶっ叩く」事で、ゴルフのインパクトやスイングの練習に使うようです。
大きさは画像を見ていただければわかりますが、おおよそ厚み(高さ)が30cm✕直径が40cmと言うところです。
ネットで注文すると、中身が空っぽのビニールバッグが送られてきます。上部の手で持つところの部分にファスナーが付いていて、このバッグの中に要らないTシャツやスエットなどを詰めて使います。
❒インパクトバッグの価格はピンキリです。手頃なところを探しましょう。

■サンドバッグを使っての、ゴルフ練習方法はコレです!!
(1)サンドバッグを押し込む練習
先ほどの、サンドバッグを使ったゴルフ練習の、目的達成と効果を最大限に高めるためのゴルフ練習方法です。
❒使うクラブはピッチングウェッジから7番アイアンくらいです。
❒最初はいつもの30%くらいのパワーから試しながら練習しましょう。
サンドバックにクラブヘッドをくっつけて、そのままサンドバッグをカラダで、体幹で押し込む練習です。飛球線前方、ボールの飛んで行く方向に押し込みます。
画像のような「インパクトのカタチ」を意識してみましょう。
デキルだけグリップの位置はカラダ近くに維持しながら、体幹のパワーを意識して押し込みましょう。グリップ位置がカラダから離れるほど、サンドバッグを押し込むパワーが弱くなります。
(ハンドファーストのインパクトです)
この練習をするためには、若干サンドバッグの重さを皆さんのパワーに合わせて、重め(3kg程度)に調節してみましょう。片手でちょっと押したぐらいでは動かない程度がイイと思います。
カラダをアドレスしたときのように正面に向けたまま、「グッ」と押し込んだときのグリップの位置、腹筋へのチカラの入り具合なども体感、意識しましょう。
カラダのどこにチカラを入れたら、楽にサンドバッグが押せるのか、押し込めるのかやって見ましょう。

(2)ハーフスイング(グリップが腰)の位置から、手首の角度を保って叩き込む
先ほどの押し込むイメージをそのままに、ハーフスイングの位置からスイングの反動を使わずにサンドバッグをたたき込みます。クラブフェイス全体がしっかりサンドバッグに当たるように意識します。
実際、目でも確認できますので、しっかりサンドバッグに当たったところを確認しましょう。クラブヘッドがサンドバッグに当たったら、インパクトのカタチをイメージしてクラブを止める練習です。
(3)ハーフスイング(グリップが腰・9時)の位置から、目印を狙って叩き込む
実際行うことは先ほどと変わりませんが、サンドバッグの1点目印を決めて、ソコを狙って同じように叩き込む練習を行います。
当然ですが、両腕でだけで叩いているだけではインパクトのパワーは思うほど出ません。
(ここからどう下半身パワーを使うか?)
コツはハーフスイングの位置にグリップを止めたまま、お腹(体幹)や下半身の反動でグリップを勝手に振り下ろす感じでインパクトできれば、体幹のパワーに応じて最大のパワーが使えます。
体幹パワーの反動と勝手に振り下ろす両腕のコントロールで、サンドバッグの目印ポイントを狙って叩き込むように練習してみましょう。
腕のチカラが抜ければ抜けるほど、最大のインパクトパワーが出せます。インパクトにスイングのパワーを集中させるイメージでぶっ叩きます。
(4)グリップが肩(10時)の位置から、サンドバッグを叩き込み、止める
先ほどと同じイメージのゴルフ練習ですが、グリップの位置を肩(時計の10時)くらいから、同じようにインパクトにスイングのパワーを集中させるイメージでぶっ叩きます。
サンドバッグでクラブヘッドを止めるイメージで押し込みます。
最初に行ったインパクトのイメージを再確認します。スイング幅が大きくなっても、同じイメージで行えるように練習します。
ぶっ叩く音も大きくなります。フェースをサンドバッグに密着させるようにインパクトします。「パンッ」と大きな風船がわれるような音がします。
フェイス以外の部分、リーディングエッジやトゥ、ヒール部分から当たってると「ボソッ」と小さな音しか出ません。いかがでしょうかぁ??
サンドバッグの目印ポイントを狙って叩き込むコトがデキルようになると、自然にミート率もアップするようになります。
コツは、あえてサンドバッグの目印を見てスイングするのではなく、自分の右足前くらいに目線を向けたままインパクトバッグを叩いて、結果クラブヘッドが正しく目印をインパクトできているか練習してみましょう。
(5)グリップが肩(10時)の位置から、サンドバッグを叩き込み、飛ばす
最後は、サンドバックを飛ばすイメージでクラブヘッドを叩き込みますが、クラブヘッドは先ほどと同じように止めるイメージでたたき込みます。
(クラブはサンドバッグの位置で止めて、飛ばします)
スイング幅が大きくなっても、同じイメージで行えるように練習します。サンドバックを飛ばすイメージでクラブヘッドを叩き込みます。
サンドバッグを飛ばそうと思ってやるときと、サンドバックのポイントで止めようと思ってスイングするときの違いも感じながら、インパクトバッグの1点を「パンッ」と大きな風船がわれるような音がするようにぶっ叩きます。押し込みます。
この記事も合わせて見ていただくと、最後にちょっとヒントになるような動画があります。メッチャ参考になると思います!!
以上いろいろな練習方法でインパクトバッグを叩いて、ミート率アップ、インパクトの正確性アップを狙いましょう。
ゴルフの基本的な考え方は、見た目と「真逆」です。スイングの見た目、インパクトの見た目、それを真似るだけのゴルフ練習はもう、止めましょう。自分のイメージが大事です。
■本当の目的と期待する効果は??、サンドバッグのゴルフ練習!!
サンドバッグ(インパクトバッグ)を使ったゴルフ練習の目的と期待する、される効果とはどんなコトがあるのでしょうか?意外とフツーに練習に取り入れておられる皆さんと、まったく知らないわたしらとがあるみたいです。
そもそもこのゴルフ練習は、20世紀の前半に全英オープンで3勝している、ヘンリーコットン選手が、当時古タイヤを叩く練習を繰り返したことで有名だったそうです。
❒❒トーマスヘンリーコットン卿(1907年1月28日-1987年12月22日)は、英国のプロゴルファーでした。彼は1934年(昭和9年)、1937年(昭和12年)、1948年(昭和23年)に全英オープン(オープンチャンピオンシップ)で優勝しています。
今に残るヨーロピアンツアーのルーキーオブザイヤー賞は、彼にちなんで名付けられたそうです。そして、大英帝国最優秀勲章(MBE)のメンバーだったそうです。
ヘンリーコットン選手は1930年当時空軍パイロットとして活躍していました。第二次世界大戦では王立空軍で活躍し、赤十字の資金調達のための展示やイベントなど行ったことで、大英帝国最優秀勲章(MBE)のメンバーになっています。
![]()
1934年のオープンチャンピオンシップ中に行われた彼の記録的なラウンド65は、ダンロップゴルフが「ダンロップ65」ボールを発売することにつながっています。
ダンロップが今のブランドの地位を確立したボールが「ダンロップ65」です。ヘンリーコットン選手の第2ラウンドの驚異的なスコア「65」を記して英国ダンロップが作ったボールです。
1934年の全英オープンでは、11年振りにイギリス人のヘンリーコットン選手が優勝しました。それまでの10年間はアメリカ勢に優勝カップをさらわれ、イギリス人ゴルファーは屈辱的な日々を送っていたそうです。
それから30年の月日が流れ、日本ダンロップ(住友ゴム)が糸ゴムを丸い芯に巻きつけた、糸巻きボールの「ダンロップ65」を発売しています。
当時のダンロップ65はコンプレッション(硬度)別に、赤=90、青=80、紫=75となっていて、ボールがチョコレートのように1つ1つ包装されて箱に入っていました。❒❒
ちなみに、コンプレッションの数字が大きいほど、硬いボールだということです。現在のボールで、タイトリストが実際公表してはいませんが、(参考)2017年の Pro V1 / V1x のコンプレッションが、 それぞれ upper 80s、high 90s などと言われています。
ヘンリーコットン選手のお話・・長くなりました・・(>_<)
そして、近年でもあのイ・ボミプロがサンドバッグを叩く練習を繰り返していたコトが有名です。

イ・ボミプロのお話は・・こちらです。
❒このゴルフ練習の、本当の目的と効果はズバリ!!コレです。
(1)ハンドファースト(グリップが左太腿の前)のインパクトがわかる。(目的)
(2)右手首が手の甲側に未だ曲がったままのカタチでインパクトするイメージがわかる。(目的)
(3)右肘が伸びきらず、インパクトでボールを押すイメージがわかる。(効果)
(4)両手首がカラダの近くを通り、しっかり体幹を使ってボールを押すイメージがわかる。(効果)
(5)極力カラダの回転を抑えて(回転せずに)、お腹正面のまま、インパクトに体幹のパワーを込めるイメージがわかる。(効果)
上記のイ・ボミプロの画像でもわかりますが、サンドバッグにクラブが当たったところのカタチ(ハンドファースト)、インパクトのカタチを理解するために有効なゴルフ練習です。
ゴルフのスイングが見た目に回転しているように見えるのは、インパクトでしっかりボールに体幹のパワーを込めた後の反動でフォローが出るからです。
(インパクトのカタチ?わかりますか・・)
あくまでもインパクトするコトが目的で、フォローでカラダが回転することは見た目の結果です。インパクト後、左肘を引くイメージができればより鋭くフォローで自然にクラブが振れます。
両手がデキルだけカラダの近くを通るように、インパクトでしっかりボールに体幹のパワーを込めてサンドバッグを叩くと、自然に右手首や右肘のパワーが解放する前のカタチがわかります。
体幹のパワー、全身のパワーでサンドバッグを押す、押し出すイメージでインパクトする練習を繰り返すコトで、カラダのどの部分を使うと効果的にサンドバッグが押せるのかが理解できます。
ゴルフ練習で最初の頃は、ゴルフのボールが見た目小さくて(42.67ミリ)軽い(45.53グラム)イメージなので、チカラを込めて打ち込もうと意識はしても、カラダ自体が本能的に反応しません。
ところがサンドバッグを叩く練習を行うと、意識が変わります。
そんな小さくて軽いゴルフボールに全身最大のパワーを込めるコトがデキルようになるための、サンドバックのインパクト練習です。
■サンドバッグを使ってのゴルフ練習・・動画です。
❒深堀圭一郎プロの叩いて上達!”ぶっ飛び”インパクト①(YouTube動画)
ゴルフダイジェストのインパクトバッグのコマーシャルですが、使い方がわかります。(2分11秒)
❒【お化けインパクト👻】これでショートゲームも覚醒する!!インパクトの真実の習得はもうすぐ👍(YouTube動画)(10分40秒)
ちょっと長いですが、インパクトバッグの代わりに2Kgのソフトメディシンボールを使っています。考え方は同じです。インパクトの1点にどれだけのパワーを集中デキルか??です。
❐できていない人が多い!引く引くスイングとは?この動きでミート率は爆上がりします!(Youtube動画)【12分29秒】
HARADAゴルフ レッスンチャンネルのお話です。ゴルフスイングは引いて、引っ張るです。手首のチカラを抜いて、ヒクヒクスイングです。
できていない人が多い!引く引くスイングとは?この動きでミート率は爆上がりします!!。
■ゴルフ練習で使う!?・・こんなのもあります!
❐ゴルフ練習でハンガー使う??、ハンガーを使うゴルフ練習って・・なんやねん!!と言うお話です。ハンガーを使ったゴルフ練習、スイング練習って聞いた事ありますか?。
そもそもゴルフ練習でハンガーを使う目的は何なのか?、どういう原因を持っているヒトに最適なゴルフ練習なのか?、そこんところを明確にしたいと思います。
❐テントを使ったゴルフ練習のお話です。テントを使った練習ってなんのこっちゃ??ですよね。ココで言うテントとは、庭などで使うゴルフ練習用ネットの事です。
一般的によく庭などで使う・・ゴルフ練習ネットを、どうしてテントと言うのか??それは・・ちょうどそのカタチがキャンプで使うテントに似ていて、その一面を取って残りの三面を使って、ゴルフ練習用のネットにした感じにメッチャ似てるからです。
❐メディシンボールはコレです!!、2kgもありますが、3kgの方が使いやすいです。
■まとめです・・
今回は、ゴルフ練習で使うサンドバッグ??って、知ってますか??そんなお話でしたが、その効果的な使い方わかりましたか?
最初は、サンドバッグと言えばボクシングのボクサーが練習するときに使う、天井からぶら下がってるごっついヤツ思いましたが、ゴルフスイングでボールを打つ代わりにインパクトの練習に使うバッグです。
サンドバッグ(インパクトバッグ)をボールに変えてしっかり叩く練習を繰り返す事で、腕を使わない、体幹を意識してボールをインパクトするスイングがわかります。
オウチゴルフ練習の強い味方、意外と打ちっぱなし練習だけではカバーできない練習があるのが、ゴルフです。
そんな練習は自宅でやるのが一番簡単です。パターもアプローチも、そしてお金も場所も時間もかまわない素振り練習もオウチで頑張りましょう。
いつでもデキル?と思うとなかなか逆にできない、やらない、続けない、となりがちです。
なので時間を決めて、毎日少しの時間でも続けるようにしましょう。継続はチカラ成り!!続ける限り失敗はありません。よろしくお願い致します!!
❐FaceBookもやってます。こちらです!!「ゴルフ通信!松山英樹応援ブログ 出張所」
❐Twitterも何とかやってます、よろしくお願い致します!!「山田佳男@ゴルフ!松山英樹」
そんなこんな言いながらコレからも松山英樹、まずはPGAツアー賞金王になるまで応援するでぇ~。乞うご期待。