イ・ボミプロ(Lee Bo Mee)のお話でございます。イ・ボミプロのキャディ、プロキャディの清水重徳さんのことなど、なんやかんやについて、ちょっと徹底調査してみようと思います。
イ・ボミプロと言えば、2016年、今期第5戦3月31日~4月4日にアメリカ、カリォルニア州で行われる、2016ANAインスピレーション(ミッションヒルズ・カントリークラブ・カリフォルニア州)に参戦しました。
毎回、同じコースで開催されるメジャー大会のため、女性版「マスターズ」とも言われています。毎回優勝者は18番ホールの池に飛び込むのが、恒例となっています。
結果イ・ボミプロ、通算7アンダー10位タイでした。清水重徳プロキャディから見た、イ・ボミプロの本当がわかる、そんなお話がわかればいいのですが・・。徹底調査です。
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■イ・ボミプロの清水重徳プロキャディ、どんなひと?こんなひと!
清水重徳(しみず しげのり)、1974年7月10日生まれ46歳。
大阪市八尾市出身、身長177cm・体重76Kg・血液型B型。近畿大学時代はゴルフ部に所属。公式ハンディキャップは10。趣味はサウナ、野球観戦だそうです。大学卒業後プロキャディとなりました。
近畿大学付属高校時代は、野球部に所属していたそうです、ちょうど3年生(1992年)の時には夏の第74回全国高校野球選手権大会、夏の甲子園にも出場していますが、清水さんは補欠だったそうです。
レベルの高い野球部だったので野球での将来を見切り、清水さんは大学に入ったらゴルフをやろうと考えていたようです。そんな近畿大学ゴルフ部もレベルが高く、1992年当時日本学生選手権では檜垣繁正さんが優勝しています。
大学4年生(1996年)の時にはじめてプロのバッグを担いでキャディデビューをしました。
ブリジストンオープン1996年10月20日、バッグを担いだ先輩、杉本周作プロは決勝ラウンド通算2アンダー、34位タイの結果を残しています。
翌年1997年は2ヶ月ほど杉本プロのバッグを担いだそうですが、杉本プロ自身が専属キャディを持つというのがまだまだ早いと思われたようで、5月頃には専属を外れたようです。
結果それからいろいろなプロに声をかけていただき、いろいろなプロのキャディをやって行く中で1998年春、田中秀道プロと出会い、キャディをすることになります。
そんな田中秀道プロはいきなり、1998年日本オープンでメジャー初優勝、他2勝を含め年間3勝。賞金ランク3位となります。
1998年(24歳)から丸4年、田中秀道プロのキャディをやった清水重徳プロキャディは、この4年間が正直厳しかったと、
「勝負請負人キャディのシークレットメモ」、清水重徳 著でお話されています。
毎日のようにお説教を受け、やめようと思った事が何度もあったと言うことです。プロゴルファーとの接し方を徹底してたたき込んでくれた田中秀道プロの教えが、清水重徳プロキャディの基本だとお話されています。
田中秀道プロの教えの一つにこんな事があるそうです。
「まずは否定するな」、というのがあるそうです。
相手の言うことが100%違っても、まず同意する。
プロにグリーンで傾斜を読みながら、「ここはスライスだな」、と言われて違ったとしても、まずは「確かにここってスライスに見えますよね」と一度同意してから、でもチョットこっちからも見てもらえますかといいながら、自分のデータなど意見を付け加える。そして、スライスじゃなくてフックだと伝える。
いきなり否定するのでは無くて、ワンクッション入れて相手の意見を受け入れながら、正しい方向に誘導する。
イエス&バット法なんて言いますよね、わたしら仕事しているときにもよく、お客様に対してお話するときによく注意していた事です。
そんな、清水重徳プロキャディのキャディ経歴です。
●1998年~2001年、4年間は田中秀道プロに帯同して「日本オープン」における優勝。
●2004年から谷口徹プロと年間専属キャディ契約、「日本オープン(2004年・2007年)」の優勝などに貢献。
●2009年諸見里しのぶプロのキャディを務め、「日本女子プロゴルフ選手権」優勝。
●2007年には谷口徹プロを2度目の賞金王に導く。
●2007年に、江連忠の仲介により上田桃子プロとレンタル契約。
谷口徹プロの試合が開催されない週には、上田桃子プロに15戦フル帯同し、ミズノクラシックでのLPGAツアー初優勝など、上田桃子プロをも賞金女王に導き、谷口徹プロの賞金王とあわせて史上初の「男女2冠キャディ」となった。
上田桃子プロとは、「ミズノクラシック」でのLPGAツアー初優勝の最終日7番ホールでアルバトロスをやっています。
それまでの18年間のキャディ生活のなかでアルバトロスを体験したのはこの1回だけだとお話されています。
〇2012年イ・ボミプロからキャディのオファーを受ける。
●2013年イ・ボミプロのキャディを務め、「日本女子プロゴルフ選手権」優勝。
●2014年5月藤田寛之プロのキャディを務め、「つるやオープン・ゴルフトーナメント」優勝。
〇2014年からイ・ボミプロと年間契約のプロキャディとなる。それ以降の成績は以下の通りです。とんとん拍子に順位を上げています。
●2014年度 賞金ランキング3位
・NEC軽井沢72ゴルフトーナメント優勝
・センチュリー21レディス優勝
・ほけんの窓口レディス優勝●2015年度 賞金ランキング1位
・大王製紙エリエールレディスオープン優勝
・伊藤園レディス優勝
・スタンレーレディス優勝
・ゴルフ5レディス優勝
・ニトリレディス優勝
・アースモンダミンカップ優勝
・ほけんの窓口レディス優勝●2016年度 賞金ランキング1位
・ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ優勝
・アース・モンダミンカップ優勝
・meiji カップ優勝
・CAT Ladies
・伊藤園レディスゴルフトーナメント優勝●2017年度 賞金ランキング23位
・CAT Ladies優勝●2018年度 賞金ランキング83位
・優勝なし
・スタジオアリス女子オープン11位タイ(年度最高位)●2019年度 賞金ランキング21位(12月1日現在)
・優勝なし
・NOBUTA GROUP マスターズGCレディース単独2位(年度最高位)●2020年度 賞金ランキング60位
・伊藤園レディス 3位タイ(年度最高位)●2021年度 賞金ランキング82位
・富士通レディース2021 14位タイ(年度最高位)●2022年度 賞金ランキング82位
・富士通レディース2022 単独9位(年度最高位)
ここ3年調子が上がらず・・結果2018年9月、6年間の帯同キャディ生活を解消しました。やっぱりプロゴルファーは成績第一ですね、調子が悪くなればキャディとの契約も解消するようです。
2019年度はイ・ボミプロの成績もちょっと上向いてきています。期待しましょう!!
清水重徳プロキャディ、実に1996年にキャディ生活をはじめて、2016年で20シーズン目です。
日本のキャディ仲間の中では、尾崎将司プロのキャディをされていた、佐野木計至(さのき・けいじ)キャディが通算で32勝されているそうです。
そして清水重徳プロキャディはその32勝を抜くことが自身の目標と言われています。2015年10月現在、26勝と現役最多だそうです。
現在42歳、50歳まではプロキャディを続けたいと言うものの、20キロ弱のキャディバッグを担ぎながら、1日10キロ以上を歩く、そんな過酷な仕事を続けていけるものかと。
それよりなにより、体力よりもプロキャディとしてプロゴルファーに雇ってもらえるか、と言う問題も常につきまとっているというお話もされています。そんな大変な仕事です。
清水重徳プロキャディ、通算で32勝以上を目標にこれからもガンバってほしいと思います。
と言いながら2018年9月、6年間の帯同キャディ生活を解消しました。やっぱりプロゴルファーは成績第一ですね、調子が悪くなればキャディとの契約も解消するようです。
イ・ボミプロは「すごく尊敬するキャディさんですし、大好きな方。申し訳ない気持ちがなくなったら、また一緒に頑張りたい。お互いに悪い感情ではなく、ゴルフがうまくなったらまたお願いしたい」
・・と“復縁”を示唆する発言もしていますが、いかがでしょうかぁ??(^^)/
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■清水重徳プロキャディが見た、イ・ボミプロの強さとは?
❒イ・ボミプロのあの強さは、毎年1月上旬から5週間のアメリカ合宿で作られているそうです。2015年はカリフォルニアのパームスプリングスで、そこに清水重徳プロキャディも同行し、かなりハードな合宿をやったそうです。
1週間のウチお休みは日曜日だけ、朝7時の朝食からスタートして、午前中はドライビングレンジでボールを打つ練習、打ちっぱなし練習です。
昼食後は9ホールのラウンド練習、夜は各トレーナーの指導で筋力トレーニング、コンディショニングです。
この合宿の特徴は、プロ野球選手の個人キャンプのように少人数では無くて、実は60名ほどの韓国人ゴルファーが小学生のアマチュアからプロも含め一緒に参加しているのだそうです。
この場に清水重徳プロキャディも1週間程度同行し、徹底的にショートゲームの練習をやったそうです。
50ヤードから100ヤードまでの距離を10ヤード刻みで、40~50球毎日、丁寧に何度も練習して感覚を磨いていく、清水重徳プロキャディはイ・ボミプロの打ったボールが落下地点と狙ったところが合っているかを、徹底的にチェックしたそうです。
プロだから練習するのは当たり前なのですが、清水重徳プロキャディが見てもなかなか毎日きっちり練習しているプロはお目にかかれないと言うことです。
やるべき事をきっちりやっている、そんなイ・ボミプロを見て、その努力に応えるべく、しっかりキャディとしての仕事をしなければいけないと感じたとお話されています。
❒イ・ボミプロのあの強さの秘密に、適応能力の高さと言うことを清水重徳プロキャディは言われています。
2014年の正式契約以前、2012年の終わり頃に清水重徳プロキャディは、はじめてイ・ボミプロのキャディをやったそうです。
そのときのイメージは、女子離れしたショットメーカーというのが、イ・ボミプロの印象だったそうです。ほとんどのデーターがトップ10入りしている中、リカバリー率だけが、違う言い方をするとアプローチがあまり良くなかったそうです。
アプローチのランキングは24位、当時賞金ランキング2位のイ・ボミプロとしては、ちょっと信じられない感じだったそうです。なので、とにかく時間を作っては、アプローチの練習を行った結果。
当初2012年24位だったアプローチランキングも、2013年10位、2014年9位とランクアップして行きました。
清水重徳プロキャディは言ってます、日本の芝に適応して練習する、練習するだけならどんなプロでもやっているが、結果を試合に結びつけていくイ・ボミプロ、いろんなプロゴルファーを見てきた清水重徳プロキャディだからこそ言える、そんな感じがします。
❒イ・ボミプロのあの強さの秘密として、清水重徳プロキャディしかわからない、キャディだからこその秘密があります。
それは、とにかくイ・ボミプロがとにかく素直な性格で、清水重徳プロキャディの意見やそれぞれのラウンド場面で出すお願いにも、ちゃんと向き合って意見を聞いてくれると言うのです。
そんな事当たり前やん、と思っていたのですがプロゴルファーにもいろんなプロゴルファーが居られるワケで難しいのでしょうね。イ・ボミプロは違います。
決して調子が、体調が悪くない、実際のショットも悪くない、でもなんかうまくいかない。プロゴルファーもそんな時が多々あるそうです。イ・ボミプロもあるそうです。
調子が悪くないのに思ったようなスコアが出ないと、自分が悪いと思って本当に調子を崩してしまうことがよくあるから、これはゴルフという競技に見られるコワイ一面でもあります。
と言うように、清水重徳プロキャディも言われています。特に女子プロにはよくあることだそうです。
そんな時、素直に人の話に耳を傾けてくれる、助言を聞いてくれるイ・ボミプロ。
強いプレーヤーほど、ほとんどが人の話をよく、ちゃんと聞いてくれるそうです。イ・ボミプロもそんなプレーヤーの一人だそうです。いかがでしょうかぁ??
・・と言いながら2018年9月、6年間の帯同キャディ生活を解消しました。やっぱりプロゴルファーは成績第一ですね、調子が悪くなればキャディとの契約も解消するようです。
清水重徳プロキャディとイ・ボミプロの再契約は今後あるのか、じっくり待ちましょう。
■プロキャディと言えばこんな記事もあります!
進藤大典(しんどう だいすけ)1980年7月3日生まれ、京都府出身。東北福祉大卒。宮里優作プロ、岩田寛プロとは東北福祉大の同級生だそうです。マスターズでも一緒にガンバってましたね。あの人のお話です。
石川遼プロのいい時を一緒にキャディをやっていた。加藤大幸(かとう ひろゆき)さんの事について、いろいろ調査してみました。石川遼プロのプロキャディって加藤大幸さんだけなのか、今は誰がキャディをやっているのか。石川遼プロのキャディの移り変わり、などなど、そんなお話です。
❐あの時の感動を今一度・・
松山英樹2021マスターズ・トーナメント優勝おめでとうございます!!。とうとう?やっと?、とにかくやってくれました、松山英樹2021年マスターズ優勝おめでとうございます!!。そのマスターズで、いま、まさに、大変な話題となっています。
それは松山英樹のキャディ、早藤將太(はやふじ しょうた)さんのお辞儀です!!。早藤將太キャディが最終18番のピンフラッグを記念に取って、その後ピンをカップに刺したあと、帽子を取って、グリーンに向かってお辞儀をしました。
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■まとめです・・
今回は、イ・ボミプロのプロキャディ清水重徳さんのことなど、なんやかんやについて徹底調査してみました。
今年は、新型コロナウイルスの影響で、いろいろなことが・・いつもと変わってしまいました。
11月6日、TOTOジャパンクラシック 初日(太平洋クラブ美野里コースC ・茨城県)。イ・ボミプロは、最終日4バーディ2ボギー1ダブルボギーの「72」、今季日本ツアー初戦をトータル1オーバー・67位タイで終えました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で来日が遅れ、昨年12月「ツアー選手権リコーカップ」最終日以来、341日ぶりの日本ツアー。「日本のコースを回りたかったですし、みんなにも会いたかった。一緒にプレーできて楽しかった」と満面の笑みを浮かべた。
パーオン率67%、31パットと思い描いていたプレーとは違ったが、「グリーンの感じが韓国と日本と違う。日本のグリーンは芝が強い」と適応に苦しんだ。
2週間の自主隔離も影響があったと明かし、「大変でした。部屋で食べることしかできず、しんどかった。早く隔離のない世界が来てほしい」とコロナが収束した平穏な日常が戻ることを願った。
そんなこんな言いながら、これからも松山英樹、まずはPGAツアー賞金王になるまで応援するでぇ~。次回乞うご期待。
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