今回は、打ちっぱなし練習場のボールが飛ばない、飛距離が出ないのはなぜか?ということです。あくまでゴルフ場、ラウンドの時に使うボールと比較して飛ばないというそんなお話です。
世間でよく言われている、なぜ飛ばない飛距離が出ないといったことから、もうチョット徹底調査して、それをちゃんと理解していないと、わたしら初心者にもどんな影響があるのか、飛距離の出ないボールとの正しいつきあい方、考え方、ボールの性質を知ってからの練習方法などなど。
打ちっぱなし練習場の最初から飛ばない、飛距離の出ないボールを無理矢理飛ばしても、まったく意味ありません。頑張りすぎてカラダ壊します。よくある話が肘痛です。
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この記事の内容です・・
■打ちっぱなし気になる?コースボールと練習場ボールの飛距離の差
練習場のボールは飛ばない!、いろいろ調べてみても皆さんがそうお話しています。それは、ボールの構造上の違いとか使用目的の違いからそうなっているわけで当たり前と言えばそれまでです。練習場ボールの飛距離の差。
(ワンピースボールとツーピースボールです)
❒練習場のボールの特徴
(1)基本的に飛ばない、ボールの硬さの違い。
一般的にゴルフ場でラウンドの時に使うゴルフボールは2ピース、3ピース、4ピースなんて言うのも今はあります。ところが打ちっぱなし練習場のボールは、耐久性と原価の安さを追求して営業用に作られています。
1ピースの硬いボールか、2ピースの逆に柔らかいボールかどちらかが使われています。比較的飛距離も少なくスピン量が多く、打ち出し角も低いというわけで、一般のゴルフボールよりは飛びにくい訳です。
(2)基本的に飛ばない、ボールの劣化具合の差。
ゴルフボールをよく見ていただくとわかりますが、表面がでこぼこに立体的な穴が開いています、ディンプルというそうです。このディンプルの配置、大きさ、数量でボールの飛び方が変わります。
このディンプルが全くないとボールが浮き上がりません。まっすぐ同じ高さでライナー的に飛んでいきます。打ちっぱなし練習場のボールは、日々たくさんの皆さんに打たれ、このディンプル自体がすり切れて薄く減っています。
ディンプルの薄く、浅くなったボールは飛び方が安定せず、ドロップしたりライナーになったりします。というわけで、一般のゴルフボールよりは飛距離が出ない、飛びにくい訳です。
(3)基本的に飛ばない、ボールの重さが違う。
一般的なゴルフボールより重い場合は、ネットを越えるさせないために重くして高さを抑えたりしています。軽い場合は、軽いボールは空気抵抗を受け安くなって結果、打ちっぱなし練習場のボールは飛ばなくなります。
原価を抑える意味で軽いのか、練習場自体が狭いためにボールを軽くして飛ぶ距離を抑え、それに併せて距離表示をしている、一般的な練習場はほとんどそんな感じだそうです。というわけで、一般のゴルフボールよりは飛びにくい訳です。
以上のような理由、特徴があって打ちっぱなし練習場のボールは飛びにくい、距離が出ないということになります。
(ダンロップの赤・青・緑・黒ボールです)
❒練習場のボールと一般的なゴルフボールを、同等新品どうしで比較したデータがありました。
(1)練習場の2ピースボールは一般的なゴルフボールの95%程度の飛距離。
(2)練習場の1ピースボールは90%程度の飛距離。
(3)練習場の劣化した1ピースボールは85%程度の飛距離。
以上のような結果でした。いかがでしょうかぁ?思い当たるでしょう!!
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■打ちっぱなし練習場ボールの種類、アナタの練習場はどれ?
❒ダンロップのボールを比較した場合
(1)赤色の「DUNLOP」ロゴ
最も飛距離の出る練習場ゴルフボール、一般のゴルフボールの5%程度飛距離が落ちるそうです。(2)青色の「DUNLOP」ロゴ
一般的な練習場ゴルフボール、一般のゴルフボールの10%程度飛距離が落ちるそうです。(3)緑色の「DUNLOP」ロゴ
打感が青色に比べてソフトな感じに作られています、青色よりは若干飛距離が押さえられている感じがします。(4)黒色の「DUNLOP」ロゴ
ダンロップの練習場ボールの中では一番飛距離が押さえられているタイプで、一般のゴルフボールの15%程度飛距離が落ちるそうです。
あくまで新品でこのレベルに押さえられているわけですから、ここから日々皆さんに何度も打たれ、雨に濡れ、風に吹かれて、それなりに劣化も進めば飛距離も落ちます。
上記の画像にもありますが、同じダンロップの中でもウレタンカバーのツーピースボールも作られています。わたしらが普段よく行く打ちっぱなし練習場ではチョットお目にかかれません。いかがでしょうかぁ??(ブリジストンの打ちっぱなし練習場用ボールです)
❒ブリジストンのボールを比較した場合
(1)青色の「TOURSTAGE」のロゴ(左から2番目)
ブリジストンの練習場ボールでは一番飛距離の出るボールです。一般のゴルフボールの5%程度飛距離が落ちるそうです。(2)黒色の「TOURSTAGE」のロゴ(左から3番目)
飛距離、弾道とも押さえたモデルで、一般のゴルフボールの15%程度飛距離が落ちるそうです。
ちょっと見づらい上記画像ですが、UXFLが青色、とULFLが黒色になります。ブリジストンのウレタンカバーのツーピースボールです。
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■打ちっぱなし練習場ボールの練習で、カラダを壊さないために
「そんなことあるんか??」みたいなお話ですが、わたしらのようなゴルフ打ちっぱなし練習場利用者の立場から、練習場ボールを一般的なゴルフボールともう一度比較してみると、こんな違いがあるそうです。
(1)飛距離の差
これはもう先ほどからお話している通りです。飛ばないということです。
飛ばないということがわかっていながら飛ばそうとすると、余計なところに余計なチカラが入って、結果筋肉痛から始まってカラダを壊します。
(2)方向性の差
柔らかい練習場ボールは、一般的にボールのつかまりが良く、打球が左に行きやすくなることがあります。そんななか、まっすぐ打つ練習をすると・・。
❒いつもゴルフ場で比較的「硬いボール」や「ディスタンス系ボール」を使っている皆さんが、打ちっぱなしの練習場でまっすぐ打つ練習に集中しすぎると、ゴルフ場でラウンドするときに、ゴルフボールを打つとボールが捕まらず、スライスやプッシュスライス系のミスが出やすくなるそうです。
なので、練習場ボールで練習するときは、ドロー(落ち際チョット左曲がる)を基本に練習すると良いそうです。
❒いつもゴルフ場で比較的「柔らかいボール」や「スピン系ボール」を使っている皆さんが、打ちっぱなしの練習場でまっすぐ打つ練習に集中しすぎると、ゴルフ場でラウンドするときに、ゴルフボールを打つとボールが捕まりすぎて、フックやプルフック系のミスが出やすくなるそうです。
なので、練習場ボールで練習するときは、フェード(落ち際チョット右曲がる)を基本に練習すると良いそうです。
(3)打感の差
打感も一般的に練習場ボールの方が、一般のゴルフボールより柔らかいといわれています。
打感を柔らかくすることによって、ミスヒットしてもあまり手が痛くないようにして、少しでもお客様にたくさんボールを打って、満足してもらいたいという心遣い?だそうです。
(4)疲労感の差
これも先ほどのボールの打感が柔らかいと同じことになります。
一般のゴルフボールで練習をすると、実際のところ手や腕に負担が多くなることも現実としてあるようです。正しく芯でボールをヒットできない初心者がボールを打って練習する場合を考えると、打感の柔らかい練習ボールの方が疲労感が少ないとされています。
打感の比較的硬い、一般のゴルフボールでたくさんボールを打つ練習をする場合、無理矢理練習を続けるとゴルフ肘や腱鞘炎になる可能性があるそうです。
とは言うものの、時代の変化でどんどんとゴルフボールの性能も進化しています。
ちょっと練習しているときに、ただ飛ばないということだけでなく、打ちっぱなし練習場のボールの性質も考えて安全に練習していただければ、よりいっそう効果的な練習ができるのではないでしょうか。いかがでしょうかぁ~。
☆練習場ボールはゴルフ場で使うコースボールより硬いという前提でお話されています。
「ゴルフ練習場のボールとコースボールの違い」森本光洋プロ(YouTube動画)
❒打ちっぱなし練習場の中でも、ボールが劣化した古いボールになると、よりいっそう飛距離も落ちるし、方向性も悪くなるので注意が必要です。クラブに当たるか当たらないかのレベルで練習しているウチはまだ良いかもしれません。
打球を飛ばすイメージの練習になってきた場合、実際のラウンドとはかなり違ったイメージの打球が出るので、練習中の自分のスイングが悪いのか、ボールのせいなのかわからなくなってしまいます。
そんな練習を続けているとせっかくのスイングが壊れてしまいます。
ラウンド前の練習で打ちっぱなし練習場に行って完璧な気持ちになって、ところがいざラウンドしてみると散々な目に遭った、なんてことありませんか?。
もしかしたら、打ちっぱなし練習場のボールの性質を理解していないせいかもしれません。注意しましょう!!。
❒飛ばない打ちっぱなし練習場のボールの飛距離がどうしても気になる方はこれです。各クラブごとの飛距離・ヘッドスピード・ミート率・ボールスピードなどが簡単にわかります。
コレを使ってミート率やヘッドスピードに注意、意識を向けて・・どちらかと言うと、そんな数値が良いときの打球はどんな感じなのか、打感・方向性をチェックしましょう。
あくまでもボールの飛距離、方向性は参考程度に考えた方が、楽です。いかがでしょうかぁ??
❒宮里 藍プロが解説!「ボール選びでゴルフが変わる」By ブリジストンスポーツ(YouTube動画)
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■まとめです・・
かなり以前の記事を見つけまして、もういまはどうかわかりませんがブリジストンのツアーステージも当然レンジボール、つまりは打ちっぱなしのボールを作ってるそうです。
そんななか、PRACTICE-1というボールがあったそうで、これがとにかく練習場のボールとは思えないほどよく飛んだらしいです。一般のゴルフボールとほぼ同じ感じだったそうです。
あまりにもフツーのボールと変わらないので、お客さんが結局持って帰るらしい(笑)。そうなると練習場はたまったもんじゃない、ということで段々使用率は減少したらしいです。
なんと?一般的にゴルフする皆さんのマナーレベルはこんなことは無いと思うのですがいかがでしょうかぁ。この逆もあって、コースで使うボールを、古くなったとか傷がついたとかで、勝手に練習場に持ち込む皆さん。
コースで使うボールは、そのボールスピンがネットを破ります。打てばネットに届く狭い練習場ほど迷惑なんです。ボールの洗浄機にも重さがレンジボールと違うので詰まります。メンテナンスに苦労します、やめましょう。
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さあ行くぞ松山英樹。そんなこんな言いながらコレからも松山英樹、まずはPGAツアー賞金王になるまで応援するでぇ~。乞うご期待。
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