世界最高峰の米PGAツアーで戦い続け、日本ゴルフ界の歴史を塗りかえ続ける松山英樹。
2013年4月のプロ転向から数々の伝説を残してきた松山英樹ですが、2025年1月の米国男子ツアー開幕戦「ザ・セントリー」では、トータル35アンダーという米ツアーの72ホール最多アンダーパー新記録を樹立し、劇的なツアー通算11勝目を飾っています!!。
世界中のゴルフファンを魅了し続ける松山英樹は、これまでどのような軌跡を歩んできたのでしょうか?。
今回は、記念すべきPGAツアー初勝利から、アジア勢最多勝を更新し続ける最新の11勝目まで、松山英樹のPGAツアー優勝履歴と感動のドラマ・名言エピソードを【最新版】として余すところなくまとめました。
これを見れば、松山英樹が世界のトップで愛され、リスペクトされ続ける理由がすべてわかります!!。よろしくお願いいたします。
【PR】
この記事の内容です・・
- 1,松山英樹のプロフィールとPGAツアーでの足跡
- 2,【全11勝】松山英樹のPGAツアー優勝履歴と劇的エピソード
- 2-1 1勝目:2014年6月「ザ・メモリアルトーナメント」初優勝の衝撃
- 2-2 2勝目:2016年2月「ウェイストマネジメント・フェニックスオープン」4ホールのPOを制す
- 2-3 3勝目:2016年10月「WGC HSBCチャンピオンズ」 アジア人初のWGC制覇
- 2-4 4勝目:2017年2月「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」 大会連覇の快挙
- 2-5 5勝目:2017年8月「WGCブリジストン招待」 コースレコード「61」の衝撃
- 2-6 6勝目:2021年4月「マスターズ」 アジア人初のメジャー制覇という歴史的偉業
- 2-7 7勝目:2021年10月「ZOZOチャンピオンシップ」 凱旋レースで地元日本のファンを魅了
- 2-8 8勝目:2022年1月「ソニーオープン・イン・ハワイ」 「今日はお酒をたくさん飲みます」一問一答
- 2-9 9勝目:2024年2月「ジェネシス招待」 アジア勢最多勝!苦悩を超えた復活Vのエピソード
- 2-10 10勝目:2024年8月「フェデックス・セントジュード選手権」プレーオフを制した劇的勝利
- 2-11 11勝目:2025年1月「ザ・セントリー」 「いつかは勝ちたい」念願の大会を制覇
- 3,松山英樹のPGAツアー戦績に関するよくある質問(FAQ)
- ■まとめ 松山英樹の今後の活躍とさらなる優勝履歴への期待
1,松山英樹のプロフィールとPGAツアーでの足跡
1-1 松山英樹の基本プロフィールとアマチュア時代の快挙
日本ゴルフ界の歴史を塗り替え続ける松山英樹。まずは、その基本プロフィールと、これまでのPGAツアー(米ツアー)での歩みをザックリと振り返りましょう。
・生年月日:1992年2月25日
・出身地 :愛媛県松山市
・血液型 :B型
・出身校 :東北福祉大
・家族構成:妻・長女(叶夏ちゃん)・姉(松山美瑚さん)・妹さんがおられます。
4歳からゴルフを始めた松山英樹は、ジュニア時代から同級生の石川遼プロとしのぎを削ってきました。
その才能が世界に証明されたのは2010年。「アジア・アマチュア選手権」で優勝を飾ると、翌2011年の海外メジャー「マスターズ」で27位タイに入り、日本人史上初となるローアマチュアに輝きました。

27位タイに入り日本人史上初のローアマチュアに輝いています
同年には「三井住友VISA太平洋マスターズ」を制し、倉本昌弘プロ、石川遼プロに続く史上3人目の「アマチュアでの国内ツアー優勝」を達成。
プロ転向後もその勢いは止まらず、2014年からは主戦場をPGAツアーへと移します。
移籍初年度の2014年6月に「ザ・メモリアルトーナメント」でPGAツアー初優勝を飾ると、その後も快進撃を継続。
2021年には「マスターズ」を制覇し、アジア人・日本人男子初の4大メジャー制覇という歴史的偉業を成し遂げました。
その後も日本開催の「ZOZOチャンピオンシップ」での逆転優勝などを経て、2024年の「ジェネシス招待」では米ツアー通算9勝目をマーク。
チェ・キョンジュ選手(韓国)の記録を塗り替え、アジア勢最多となるPGAツアー優勝履歴を樹立しました。
私生活では2017年に結婚し、同年に誕生した愛娘の叶夏(かんな)ちゃんも、今では小学生へと成長しています。
1-2 【PGAツアーの原点】2013年プロ転向初年度「国内ツアー4勝・ルーキー賞金王」のエピソード
松山英樹の主戦場はPGAツアーですが、世界最高峰の舞台で勝ち抜くための原点として語り継がれているのが、プロ転向初年度となった2013年の国内男子ツアーでの圧倒的な戦績です。伝説の「ルーキー賞金王」への軌跡を振り返ります。
1. プロ転向2戦目での電撃優勝(つるやオープン / ダイヤモンドカップ)
2013年4月の「つるやオープンゴルフトーナメント」では、最終日に首位と2打差の2位からスタート。後半15番で首位に追いつくと、圧巻の上がり4ホール連続バーディーを奪い、大逆転でプロ初優勝を飾りました。
さらに5月の「ダイヤモンドカップゴルフ」では、首位タイからスタートして見事に逃げ切り、通算9アンダーでシーズン2勝目を達成。プロ転向からわずか2試合での2勝到達は、JGTO(日本ゴルフツアー機構)発足後のツアー最短記録を樹立しました。
2. 海外メジャーでの躍進と物議(全米オープン / 全英オープン)
国内で圧倒的な強さを誇る松山英樹は、そのまま海外メジャーへ挑戦。6月の「全米オープン」では10位タイに入り、翌年の出場権を獲得。続く7月の「全英オープン」でも6位タイという素晴らしい成績を収めました。
全英オープンの3日目には、スロープレーによる1打罰を課せられ現地で物議を醸すシーンもありましたが、「海外メジャー2戦連続で10位以内」という日本人初の快挙を成し遂げ、世界にその名を知らしめました。
3. 被災地への想いと世界選抜への選出(フジサンケイクラシック / プレジデンツカップ)
9月の「フジサンケイクラシック」では、4打リードの首位から追いつかれる苦しい展開を強いられるも、プレーオフを制してシーズン3勝目を獲得します。
その直後、松山英樹は「東日本大震災復興を支援する基金」の設立を発表しました。自身が出場する国内外の全試合で「バーディー1つにつき1万円」「イーグル1つにつき2万円」を自腹で積み立て、被災した子供たちを支援する活動をスタートさせました。技術だけでなく人間性でも注目を集めます。
さらに10月には、世界ランキング上位から自動選出される世界選抜メンバーとして、アダム・スコット選手やアーニー・エルス選手ら世界のレジェンドに続き、6番目の若さで団体戦「プレジデンツカップ」への出場を果たしています。
4. 史上初の快挙!ルーキーイヤーでの獲得賞金2億円突破
11月の「カシオワールドオープン」でシーズン4勝目を挙げたことで、史上初となるツアー参戦初年度(ルーキーイヤー)での賞金王が確定しました。
プロデビューからわずか16試合(海外メジャー3戦含む)での獲得賞金2億円突破は、尾崎将司プロや伊澤利光プロの記録を塗り替える史上最速記録でした。
新人年間4勝という記録も、1981年の倉本昌弘プロに並ぶ最多タイ記録です。同年のJGTO表彰式では、「最優秀選手賞」「賞金ランキング賞」「平均ストローク賞」など、史上最多となる9冠を受賞。
年末にはトヨタ自動車と所属契約(レクサス所属)を結び、「レクサス所属」として活動を開始しました。初回契約期間3年で総額6億円という破格の大型契約も、日本中で大きな話題となりました。
【PR】
2,【全11勝】松山英樹のPGAツアー優勝履歴と劇的エピソード
2-1 1勝目:2014年6月「ザ・メモリアルトーナメント」初優勝の衝撃
・開催コース :ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)
・通算スコア :13アンダー「275」(70-67-69-69)
松山英樹の輝かしいPGAツアー優勝履歴は、ここからスタートしました。プロ転向2年目、PGAツアー本格参戦初年度という異例のスピードで見事初優勝を飾ったのが、2014年6月の「ザ・メモリアルトーナメント」です。
1,帝王の目の前で演じた劇的プレーオフと最年少優勝記録
この大会は、メジャー通算18勝を誇るゴルフ界の“帝王”ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏がホストを務める、格式高いトーナメントです。
松山英樹は強敵ケビン・ナ選手と激しいデッドヒートの末、プレーオフを制して見事優勝!頂点に立ちました。
最終日の18番ホールでは、1W(ドライバー)でのティーショットを放った直後にシャフトが折れてしまうという信じられないアクシデントに見舞われました。
しかし、そんな絶対絶命のトラブルにも動じず、冷静にプレーを続けたエピソードは今も語り継がれています。
当時22歳だった松山英樹の米ツアー制覇は、青木功プロ、丸山茂樹プロ、今田竜二プロに次ぐ日本人史上4人目の快挙であり、日本人としては史上最年少での優勝記録となっています。
優勝直後のインタビューでは、偉業を達成した直後にも関わらず、
「でも、この4日間で納得できないプレーのあったので、今日は今日の事として忘れて、次の優勝に向けて頑張りたい」
と語り、すでに次の勝利を見据えている怪物ぶりに世界中が驚嘆しました。
2,その後の勢いとシーズン戦績
この初優勝で完全に波に乗った松山英樹は、翌2015年4月の最高峰メジャー「マスターズ・トーナメント」でも通算11アンダーで単独5位に食い込む大躍進を見せています。
結果として、この2014ー2015シーズンはPGAツアー賞金ランキング15位(3,758,619ドル)、FedExCup(フェデックスカップ)ポイントランキング16位という、世界のトップランカーにふさわしい堂々たる成績でシーズンを締めくくっています。
2-2 2勝目:2016年2月「ウェイストマネジメント・フェニックスオープン」4ホールのPOを制す
・開催コース:TPCスコッツデール(アリゾナ州)
・通算スコア:14アンダー「270」(65-70-68-67)
PGAツアー屈指の大観衆が集まることで知られる「ウェイストマネジメント・フェニックスオープン」。2016年2月、松山英樹はここで米ツアー通算2勝目となる劇的な逆転劇を演じ、その優勝履歴に新たな一歩を刻みました。
1,「USA!」コールが響く完全アウェイの死闘とリッキー・ファウラー選手とのプレーオフ
最終日、首位と3打差の2位からスタートした松山英樹は、猛チャージを見せて首位タイへと浮上。米ツアー大人気選手のリッキー・ファウラー選手とトップで並び、勝負はプレーオフへと突入しました。
会場を埋め尽くした地元アメリカのファンからは、ファウラー選手を後押しする地鳴りのような「USA!」コールが鳴り響きます。
そんな完全アウェイの凄まじいプレッシャーの中、松山英樹は驚異的な集中力を発揮。一歩も譲らない名勝負はプレーオフ4ホール目までもつれ込み、ついに決着の瞬間を迎えました。
ファウラー選手がトラブルに見舞われる中、最後は短いバーディーパットを惜しくも外しながらもパーをキープし、勝負が決まりました。激闘を制した直後のインタビューでは、松山英樹らしい率直なエピソードとなる以下の名言を残しています。
「終わり方が良くない。勝ったというより、負けた人みたいなパターでしたけど、ああいう勝ち方もあるんだなぁという感じがした」
すっきりとしたバーディーフィニッシュとはいかなかったものの、世界のトップ選手を相手にアウェイで勝ち切った精神力は、現地メディアからも大絶賛されました。
2,2015-2016シーズンの戦績
この劇的な2勝目を挙げた2015-2016シーズン、松山英樹は安定した強さを発揮し続けました。最終的にPGAツアー賞金ランキング15位(4,193,954ドル)、FedExCup(フェデックスカップ)ポイントランキング13位というトップクラスの成績でシーズンを終えています。
2-3 3勝目:2016年10月「WGC HSBCチャンピオンズ」 アジア人初のWGC制覇
・開催コース:シェシャンインターナショナルGC(中国)
・通算スコア:23アンダー「265」(66-65-68-66)
2016年10月、松山英樹はゴルフ界の歴史にその名を深く刻む快挙を成し遂げました。
世界トップランカーが集う「世界ゴルフ選手権(WGC)」シリーズにおいて、アジア人として史上初の頂点に立ち、PGAツアー通算3勝目を挙げました。
1,後続に7打差をつける異次元の圧勝劇とストイックな名言
3日目を終えた時点で後続に3打差をつけて単独首位に立った松山英樹は、最終日も攻撃的なゴルフを展開。終わってみれば、2位に7打差という異次元の独走状態で圧勝を飾りました。
しかし、大会後に残した以下のコメントが、松山英樹の飽くなき探求心とストイックさを物語る有名なエピソードとなっています。
「30バーディー獲りたかった(結果は29バーディー)。結果は100点。内容は80から90点。でもフィーリングは・・30点くらいしかない」
2,前後で見せた国内外での圧倒的な無敵状態・破竹の勢い
この時期の松山英樹の強さはまさに手の付けられない状態?でした。このWGC制覇の直前には国内メジャー「日本オープンゴルフ選手権」で国内メジャー初勝利を飾り、直後の11月には「三井住友VISA太平洋マスターズ」でも優勝。
さらに12月には、ツアー外競技であるタイガー・ウッズ主催の「ヒーローワールドチャレンジ」をも制覇し、国内外で勝ちまくる無敵時代を築きました。
2-4 4勝目:2017年2月「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」 大会連覇の快挙
・開催コース:TPCスコッツデール(アリゾナ州)
・通算スコア:17アンダー「267」(65-68-68-66)
前年の劇的な勝利から1年。2017年2月、松山英樹は相性抜群の「ウェイストマネジメント・フェニックスオープン」で見事な大会連覇を達成し、前人未到のPGAツアー通算4勝目をマークしました。
1,丸山茂樹プロの記録を抜き日本人最多勝へ!、またも4ホールの死闘
首位と4打差の3位で迎えた最終日、猛追を見せた松山英樹は通算17アンダーで首位タイに浮上。ウェブ・シンプソン選手とのプレーオフに突入しました。
前年同様に一歩も引かない大熱戦となり、またしても4ホール目に突入。17番ホールで見事にシンプソン選手を下し、自身初となる大会連覇を成し遂げました。
この優勝により、それまで丸山茂樹プロが持っていた日本人最多優勝記録(通算3勝)を塗り替え、単独で日本人PGAツアー最多勝記録を樹立する歴史的な1勝となりました。
しかし、ここでも松山英樹はオーガスタ(マスターズ)を見据えた厳しいエピソードを残しています。
「手応え?微妙ですね。オーガスタに行ったらダメなところがたくさん見えてくる。プレーオフを4ホールやったくらいで、ヘバっているようじゃ話にならない。しっかりと来週からオーガスタまでトレーニングをしたい」
2,全米オープン2位とドナルド・トランプ大統領との同伴プレー
勢いはさらに加速し、同年6月のメジャー「全米オープン」では自己最高位となる2位タイに食い込み、世界ランキングを自己最高の2位まで押し上げました。
また、この年の11月5日には、来日中だったアメリカのドナルド・トランプ大統領と安倍晋三首相(当時)に要請され、2020年東京五輪の舞台でもある霞が関カンツリー倶楽部にて急遽同伴プレーを披露。
日本を代表するトップアスリートとして、世界的なスポーツ外交の場にも立ち会うエピソードは大きなニュースとなりました。
3,2016ー2017シーズンの驚異的な最終戦績
これら大活躍の結果、2016ー2017シーズンは、PGA賞金ランキング4位(8,380,570ドル)、FedExCup(フェデックスカップ)ポイントランキング8位という、世界の頂点に最も近づいた驚異的な1年となりました。
2-5 5勝目:2017年8月「WGCブリジストン招待」 コースレコード「61」の衝撃
・開催コース:ファイヤーストーンCC(オハイオ州)
・通算スコア:16アンダー「264」(69-67-67-61)
2017年8月、松山英樹は世界トップランカーが集う世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズで早くも2勝目を挙げ、PGAツアー通算5勝目をマークしました。驚異的なビッグスコアで世界を震撼させた、歴史的な1戦です。
1,タイガー・ウッズの記録に並ぶ「61」の衝撃と爆笑インタビュー
最終日、首位と2打差の2位からスタートした松山英樹は、1イーグル・7バーディーという圧巻の猛チャージを見せ、異次元のコースレコードタイとなる「61」を叩き出しました。
この「61」というスコアは、2013年大会で初めて松山英樹と同組でプレーした“ゴルフの神様”タイガー・ウッズ選手が記録した、伝説のコースレコードに並ぶ偉業でした。
これほどの異次元のプレーを見せた松山英樹ですが、グリーン上での優勝インタビューではファンを沸かせるエピソードを残しています。
「きょうはスタート前のウォーミングアップ(練習場での仕上がり)が最悪だったので、こんなに素晴らしいラウンドができるとは思わなかった」
練習場での不調から一転して世界を驚かせるビッグスコアを出してしまうという、松山英樹ならではの圧倒的な実力と素直な爆笑コメントに、現地のギャラリーからは大歓声と笑いが巻き起こりました。
2,2016ー2017シーズンの最終戦績
この5勝目により、松山英樹の2016-2017シーズンにおける輝かしい快進撃は頂点に達しました。
最終的なシーズン成績は、PGAツアー賞金ランキング4位(8,380,570ドル)、FedExCup(フェデックスカップ)ポイントランキング8位という、まさに世界トップクラスのゴルファーとして誰もが認める文句なしの成績で締めくくりました。
【PR】
2-6 6勝目:2021年4月「マスターズ」 アジア人初のメジャー制覇という歴史的偉業
・開催コース:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
・通算スコア:10アンダー「278」(69-71-65-73)
2021年4月、日本中が感動の渦に包まれました。松山英樹がゴルフ界の最高峰である「マスターズ・トーナメント」を制覇。
日本人男子、そしてアジア人史上初となるゴルフ四大メジャー大会制覇という歴史的快挙を成し遂げ、PGAツアー6勝目を挙げました。
1,「期待はゼロ」からのスタートと3日目の歴史的猛チャージ
実はこの年の松山英樹は、年明けから出場10試合で一度もトップ10入りがないという不調の中でオーガスタに臨んでいました。
直前の試合では「期待はゼロ、でもゼロだから上がるしかない」と語り、自身の状態を潔く受け受け入れて臨んだ初日に2位タイと好発進。予選ラウンドを首位と3打差の6位タイで通過します。
そして大会の行方を決定づけたのが3日目でした。前半を1アンダーで終えた後、11番ホールのプレー中に悪天候のため77分間の中断見舞われます。しかし、再開後の8ホールで1イーグル・4バーディーを記録。
全体平均スコアが「72.56」と各選手が苦しむタフなコンディションの中、この日全選手中で唯一となるノーボギーの「65」をマークし、2位に4打差をつけて単独首位へと躍り出ました。
2,1打差の緊迫した逃げ切りと世界が賞賛したエピソード
最終日、前半終了時点で通算13アンダーまでスコアを伸ばし、2位に6打差をつけて独走態勢に入ります。
しかし、悪魔が棲むと言われるオーガスタの後半、15番(パー5)で2打目をグリーンオーバーさせて池に落とすなど、1バーディー・4ボギーと一転して苦しい展開を強いられます。
それでも、猛追するウィル・ザラトリス選手を1打差で振り切り、最後のパットをタップイン。
ウイニングパットがボギーフィニッシュとなったこともあり、優勝インタビューでは次のように語り、照れくさそうなエピソードを残しています。
「最後はハラハラ・ドキドキさせてしまった。次に勝つときはいい勝ち方で終わりたいと思う」
日本の男子ゴルフ界が50年以上挑み続けて届かなかった悲願のメジャー制覇は、男女通じて樋口久子プロ(全米女子プロ)、井戸木鴻樹プロ(全米プロシニア)、渋野日向子プロ(全英女子オープン)に続く4人目の快挙となりました。
いわゆる「ゴルフ四大メジャー大会」では初の日本人制覇となっています。
3,マスターズ優勝がもたらした栄誉と激動の2021年
この歴史的勝利により、松山英樹はオーガスタ・ナショナルGCの「名誉会員」の権利を獲得しました。これにより、現役プロである限りツアー成績に関係なく、生涯マスターズに出場することが可能となりました。
同年4月30日には菅義偉首相(当時)から内閣総理大臣顕彰を授与され、10月には「フォーブス30アンダー30」(日本版)の一人にも選出。
その後、7月に新型コロナウイルスに感染するという逆境に見舞われ、復帰戦となった東京五輪では銅メダル決定プレーオフの末に惜しくも4位となるなど、激動のシーズンとなりました。
それでも、最終的な2021ー2022シーズンへは、PGA賞金ランキング12位(5,776,298ドル)、FedExCup(フェデックスカップ)ポイントランキング26位という世界トップクラスの立ち位置を死守しました。
2-7 7勝目:2021年10月「ZOZOチャンピオンシップ」 凱旋レースで地元日本のファンを魅了
・開催コース:アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉県)
・通算スコア:15アンダー「265」(64-68-68-65)
2021年10月、日本中が再び歓喜の渦に包まれました。日米ツアー共催の「ZOZOチャンピオンシップ」において、松山英樹が圧倒的な強さを見せて優勝。
同年4月の「マスターズ」に続く、記念すべきPGAツアー7勝目を地元日本で飾りました。
1,日本開催の米ツアーで初の日本人王者が誕生!圧巻の2イーグルで5打差圧勝
最終日、2位と1打差の単独首位からスタートした松山英樹は、勝負どころで2つのイーグルを奪うなど大爆発。「65」をマークし、終わってみれば2位に5打差をつける衝撃的な圧勝劇を演じました。
日本国内で開催されたPGAツアーにおいて、日本人の優勝者が誕生したのは史上初の快挙。マスターズ王者として凱旋した歴史的な一戦で、日本のゴルフファンの期待に100%応える最高のエピソードとなりました。
状態が完ぺきではない中で勝ち切った松山英樹は、グリーン上での優勝インタビューで日本のファンに向けて感動的な名言を残しています。
「状態が本当に良くなかった。毎日毎日、練習場を見てもらっている人には分かると思いますけど、ボールは散らかっていますし、勝ってる人の練習場の光景じゃないと思うんですけど、コースに出たらたくさんの方が応援してくれて・・。
最後のセカンドを打つまではどうなるか分からなかったので、本当にうれしいと思う。
自分に勝機があるとしたら、ギャラリーの多くの方が僕を応援してくれていることが強みだと思った。それをうまく自分の力に変えることができた」
この言葉に、会場を埋め尽くした日本のギャラリーからは地鳴りのような大きな拍手と歓声が沸き起こりました。
2,2021-2022シーズンの戦績
マスターズ制覇この地元ZOZOチャンピオンシップ制覇という、2つの大きな山場を迎えた2021-2022シーズン。
松山英樹は世界のトップランカーとしての安定した強さを誇り、最終的にPGAツアー賞金ランキング12位(5,776,298ドル)、FedExCup(フェデックスカップ)ポイントランキング11位という素晴らしい好成績でシーズンを駆け抜けました。
2-8 8勝目:2022年1月「ソニーオープン・イン・ハワイ」 「今日はお酒をたくさん飲みます」一問一答
・開催コース:ワイアラエCC(ハワイ州)
・通算スコア:23アンダー「257」(66-65-63-63)
2022年1月、ハワイの美しい名門コースを舞台に、松山英樹が映画のような大逆転劇を演じました。2021年のZOZOチャンピオンシップに続くシーズン2勝目を挙げ、PGAツアー通算8勝目をマーク。チェ・キョンジュ選手(韓国)が持つアジア勢最多優勝記録に並ぶ歴史的な1勝となりました。
1,絶望的な5打差からの猛追と、プレーオフでの「伝説の3Wショット」
3日目を終えて首位のラッセル・ヘンリー選手と2打差の2位につけていた松山英樹ですが、最終日の前半9番ホールを終えた時点では、ヘンリー選手の猛チャージにより逆に最大5打差まで広げられていました。
しかし、ここから松山英樹の驚異的な「サンデーバックナイン(最終日後半)」が始まります。後半だけで4つのバーディーを奪って猛追すると、ヘンリー選手がプレッシャーから崩れてボギー。
ついに最終ホールで通算23アンダーと並び、勝負はプレーオフへと突入しました。
そしてプレーオフ1ホール目。松山英樹が放った「276ヤードの3W(スプーン)での2打目」が、ピンそば1メートルにピタリと止まる神がかり的なスーパーショットとなります。この劇的なイーグルパットを沈め、見事に優勝をもぎ取りました。
このハワイでの大会を日本人選手が制するのは、1983年の青木功プロ(前身のハワイアン・オープン時代)以来、なんと39年ぶり史上2人目の快挙。ソニーがスポンサーになってからは、初の日本人王者誕生となりました。
ソニーオープンinハワイでの感動のイーグルショットを含む松山英樹のベスト3のお話です。
2,ファンを沸かせた優勝インタビューの一問一答
グリーン上で行われた優勝インタビューでは、激闘の疲れを吹き飛ばすような松山英樹らしい素直な言葉が語られ、世界中で大きな話題となりました。主な一問一答は以下の通りです。
ープレーオフでのあの神がかり的なショットを振り返って?ー
「3Wのセカンドショットは完ぺきでした。276ヤードの左フェアウエイからで、風はフォロー・グリーンが柔らかかったので止まると思いました。正直、(夕方の逆光で)ボールは見えなかったんですけど、ギャラリーの歓声が上がったので『あ、行けたかな』と思いました。
ーこの大会で優勝したことの意味は??ー
「最高です!ZOZOチャンピオンシップの優勝から、すぐにこの試合で勝てて最高です。特にここは、自分にとってあまり得意ではないコースだと思っていたので興奮しているし、余計にうれしいですね」
ー正規の18番ではグリーン周りを大勢のギャラリーが埋め尽くしましたね??ー
「びっくりしました。ツアー選手権でタイガー(・ウッズ)の試合などで見たことはありましたけど、自分のすぐそこにギャラリーがいるのは初めてだったので驚きました。5打差あった中でも皆さんの声援がしっかり聞こえたし、とても励みになりました。いいプレーに繋がるんだなと実感しました」
ーハワイでの2週間、本当にお疲れさまでした。今夜のお祝いは?ー
「すごく暑かったですし、日焼けもしましたね(笑)。きょうはたくさんお酒を飲みます!!」
最高の笑顔でインタビューを締めくくった松山英樹のこの名言は、現地のメディアや海外のゴルフファンからも「最高にクールで人間味がある!」と大絶賛されました。
3,2021ー2022シーズンの最終成績
ZOZOチャンピオンシップとこのソニーオープンという、シーズン2勝のロケットスタートを切った2021ー2022シーズン。
最終的にPGAツアー賞金ランキング12位(5,776,298ドル)、FedExCup(フェデックスカップ)ポイントランキング11位という、世界最高峰の舞台にふさわしい見事な戦績で1年を終えました。
2-9 9勝目:2024年2月「ジェネシス招待」 アジア勢最多勝!苦悩を超えた復活Vのエピソード
・開催コース:リビエラCC(カルフォルニア州)
・通算スコア:17アンダー「267」(69-68-68-62)
2024年2月、タイガー・ウッズ選手がホストを務める名門シグネチャー・イベント(格上げ大会)にて、松山英樹が魂の復活劇を見せました。
2022年のソニーオープン以来、ケガの苦悩を乗り越えてつかみ取った2年ぶりの復活Vです。
このPGAツアー通算9勝目により、崔 京周(チェ・キョンジュ)選手(韓国)の記録を抜き、アジア人選手としてのPGAツアー単独最多優勝記録を樹立しました。
1,6打差逆転のコースレコード「62」と、15番ホールの神がかり的なピタ寄せ
最終日、首位のパトリック・カントレー選手と6打差の7位からスタートした松山英樹は、出だしから3連続バーディーを奪うなど猛チャージ。後半にも10番から再び3連続バーディーの猛チャージで、一気に首位争いへ名乗りを上げました。
そして世界中を驚かせたのが終盤の15番(パー4)でした。残り184ヤード、左からアゲンストの風が吹く難しい状況で、6番アイアンを振り抜いた2打目は、ピンそばわずか30センチにピタリと止まる驚異的なスーパーショットに。
続く16番(パー3)でももうちょっとでホールインワンというショットを見せ、圧巻の「1日に3度の3連続バーディー」を達成。
ボギーなしの9バーディー、大会最終日のコースレコードとなる「62」を叩き出し、終わってみれば2位に3打差をつける衝撃的な大逆転を演じました。
2,苦悩のブランクと世界ランク低下を止めた一問一答
ケガの不安を抱え、トップ10からも遠ざかっていた中で掴んだ1勝。優勝直後のインタビューでは、自身の技術や苦しかった胸のうちを素直に明かしています。
ー素晴らしい大逆転でのラウンドを振り返って?ー
「ティショットはあまり良くなかったですが、パッティングがすごく良かったです。これだけショートゲーム(アプローチやパット)だけで勝てたのは初めて。『このショットでも勝てるんだ』という自信になりましたし、もっとパッティングを磨いていかないとなって思いました。」
ーこれまで長く首や左手のケガに苦しんできましたが?ー
「そうですね。8回目の優勝をしてからケガなどがあって、すごく長く感じていた。トップ10にも全然入れなくなって『もう優勝できないんじゃないか』と思うこともたくさんありました。昨年までいつ痛みが出るか不安がありましたけど、今年はストレスフリーでできています。今週もほぼ問題なかったですね」
ー勝負を決めた15番ホールのセカンドショットを振り返って?ー
「残り184ヤードで左からのアゲンスト。6番アイアンでカット目に打って、打った瞬間『完璧』と思ったので『ピンについてくれ!』と祈っていました。(結果30センチについたので)特に良かったです。」
ー次の目標、そしてマスターズへの意気込みは?ー
米ツアーで9勝目ができたので、まずは2桁(10勝)に載せたいと思います。それに、やっと世界ランキングが下がっていくのを止められたなと(笑)。今週できたことを自信に変えて、マスターズまでしっかり状態を高めていければいいですね」
3,2024年シーズンの素晴らしい「最終確定」戦績
この復活劇によって完全に本来の強さを取り戻した2024年シーズン。松山英樹はその後も快進撃を続け、プレーオフシリーズでも勝利を挙げるなど大躍進を遂げました。
最終的な2024年のシーズン戦績は、PGAツアー賞金ランキングで自己最高となる3位(獲得賞金11,237,611ドル / 約16億円)、年間王者を決めるFedExCup(フェデックスカップ)ポイントランキングでも3位という、まさにキャリア最高峰の伝説的な1年として確定しました。
2-10 10勝目:2024年8月「フェデックス・セントジュード選手権」プレーオフを制した劇的勝利
・開催コース:TPCサウスウインド(テネシー州)
・通算スコア:17アンダー「263」(65-64-64-70)
2024年8月、松山英樹は世界トップクラスの精鋭しか出場を許されないプレーオフシリーズの第1戦「フェデックス・セントジュード選手権」にて、ゴルフ界の歴史にまた一つ偉大な足跡刻みました。
2月のジェネシス招待に続くシーズン2勝目を挙げ、前人未到のPGAツアー通算10勝目という記念すべき大台に到達したのです。
1,5打差からの失速、そして難敵たちを破った劇的な「再逆転劇」
最終日、2位に5打差をつける圧倒的な単独首位からスタートした松山英樹は、しかし、世界最高峰の舞台は決して一筋縄ではいきませんでした。
後半に入るとタフなコースセッティイングに苦しみ、12番でボギー、14番では痛恨のダブルボギーを叩くなど一時失速。その隙に、後続の猛追を許して一時は2位へ後退するという絶対絶命のピンチを迎えます。
しかし、ここから松山英樹の真の強さが覚醒します。
プレッシャーがかかる終盤、見事なバウンスバックで再逆転。通算15アンダーで2位に並んだ今季メジャー2勝のザンダー・シャウフェレ選手や、前年の年間王者ビクトル・ホブラン選手というゴルフ界を代表する2人の難敵を2打差で振り切り、通算17アンダーで見事に栄冠を掴み取りました。
優勝直後のグリーン上でのインタビューでは、安堵の表情と共に喜びを爆発させています。
「本当に苦しかったです。でも良かったですね!。やっぱり10勝目という節目であることと、このタフなプレーオフシリーズで初めて勝つことができたというのが、本当にうれしかったです」
2,最長記録となる「11年連続」の偉業と巨額の賞金
この劇的な勝利により、松山英樹は年間王者争い(FedExCupポイントランキング)でも8位から3位へと一気に急浮上。
現在PGAツアーを戦う全選手の中で最長記録となる「11年連続での最終戦(ツアー選手権)進出」という、怪物の名にふさわしい偉大な記録を達成しました。
また、格付けの高いプレーオフ初戦を制したことで、優勝賞金として360万ドル(当時のレートで約5憶4,000万円)という破格の賞金を獲得したことも大きなニュースとなりました。
❒実は、この記念すべき10勝目の裏には、パリ五輪直後にエースの早藤キャディーがロンドンでパスポートを盗まれて米国に入国できなくなるという、まさかのアクシデントがありました。
急遽、久常涼プロの相棒である田淵大賀キャディーを日本から呼び寄せて掴んだ、執念の優勝会見の主な一問一答です。
1,激闘のバックナインと17番の「値千金のバーディーパット」
ープレーオフシリーズの初制覇を果たした今の率直な気持ちは??ー
「とにかくこのプレーオフシリーズで初めて勝つことができて、本当にうれしいです」
ー後半(バックナイン)でスコアを落とした時、どのような心理状態でした??ー
「14番が終わった時点で、まだ自分が2打リードしているのはわかっていました。ただ猛追してくるヴィクター(・ホブランド)とザンダー(・シャウフェレ)は、16番でバーディーかイーグルを獲ってくるだろうなと。
実際自分が16番のグリーンに上がった時には1打ビハインド(逆転された状態)なっていたので、『17番か18番でバーディーを獲らないとプレーオフすら残れない、優勝の可能性すら低くなる』と覚悟を決めました。
17番でバーディーを獲って再びリードできたと分かった時、18番のティーショットはさらに難しく感じましたね」
ー池に入れた14番(パー3)と、ダブルボギーを叩いた15番(パー4)では何が起きていたのでしょうか??ー
「14番は、同組のニック(・ダンラップ)がピンそばにつけて大歓声が上がったんです。自分の状態があまり良くないにも関わらず、その歓声につられてしまって・・・。
本当は左の安全な位置(約6m)に落とそうと思っていたのに、ついついピンを狙ってミスをしてしまいました。15番はその影響を引きずってしまいましたね。
今週は球が左に捕まることが多かったので、ティショットを右のラフへ。その後のアプローチミスも奥の池を警戒しすぎてしまいました。
ただ、ダボを叩いた後は『残り3ホールあるから切り替えよう』と言い聞かせました」
ー勝利を手繰り寄せた、17番(パー4)での約8メートルの劇的バーディーパットについて教えてください。ー
「ティショットを左のラフに入れた時点でバーディーは厳しいと思っていました。でも、何とか良い位置に乗せることができたので、『このパットさえ決まれば単独リードできるか、悪くても並んで18番に行ける』と。あのパットは本当にもの凄く集中して打てましたね」
ー最終18番ホール、緊張感のある中での2打目(セカンドショット)は見事でした。ー
「(本当は)ピンの5メートルくらい右を狙って打ったんです。風と自分の球筋から『勝手にピンへ寄っていくだろうな』と思ったら、まさにその通りになってくれました。
ニックのキャディーが『グッド!』と言ってくれた時に、初めてピンの近くに寄ったんだと分かりました」
2,急造キャディーの活躍と、エース早藤キャディーの愛あるイジり
ー今回コンビを組んだ田淵大賀(たぶち たいが)キャディーのサポートはいかかでしたか?ー
「実は、ここに来るまで大賀とはほぼ喋ったことがなかったんです(笑)。でも、PGAツアーで久常(涼)のキャディーをやっているので、アメリカツアーのことはよく分かっているだろうと思ってましたし、心配はしていませんでした。
普段とはちょっと違うルーティーンにはなりましたけど、それは仕方のないこと。彼なりに本当に一生懸命頑張ってくれましたし、特にグリーンのライン読みにはすごく助けられました。」
ー声をかけた時は日本にいたそうですね。ー
「そうです。大賀しか思い浮かばなかった。声をかけた時に『すぐにやりたいです!』と言ってくれて、自分の予定を急遽変更してまでアメリカに駆けつけてくれたので、その熱意に優勝という結果で応えられて本当に良かったです」
ーパスポートを盗まれてしまったエースの早藤壮太キャディーは、次戦(BMW選手権)には間に合いそうですか?ー
「(笑)。今日、開催地のデンバーに入っているはずです」
ーロンドンでの盗難トラブルは、チームに何か影響を与えましたか?ー
「あのアクシデントがあったからこそ、逆にチームが引き締まって勝てたんだ、とプラスに考えたいですね」
3,ぶっつけ本番で投入した「新パター」の秘密
ー今週から投入した新しいパターが見事にハマりましたね。次戦も使います??ー
「ちょっと気分転換をしたかったんです。自分がやろうとしているストロークに対して『あのパターなら良いんじゃないか』と思って使ったら、いきなり優勝できたので自分でもビックリしています(笑)。
来週はグリーンのスピードやコースコンディションが変わるので、使うかどうかはまだ分からないです」
ー普段、会場には何本くらいのパターを持ち込んでいるのですか??ー
「数えてはいないですが、だいたい5~6本くらいです。今回のパターは去年もらったはずのもので、これまで全く使っていなくて、コースで打ったのも今週が初めての完全な『ぶっつけ本番』でした」
【PR】
2-11 11勝目:2025年1月「ザ・セントリー」 「いつかは勝ちたい」念願の大会を制覇
・開催コース:プランテーションコース at カパルア(ハワイ州)
・通算スコア:35アンダー「257」(65-64-63-65)
2025年1月、米国男子ツアーの開幕戦「ザ・セントリー」にて、松山英樹はゴルフの歴史を完全に塗り替える異次元の偉業を達成しました。2位と1打差の単独首位から出た最終日、1イーグル・7バーディー1ボギーの「65」をマーク。
2022年にキャメロン・スミス選手が樹立した通算34アンダーの記録を1打更新し、米ツアーの72ホール最多アンダーパー新記録(トータル35アンダー)という歴史的快挙で、PGAツアー通算11勝目を飾りました。
1,運命の2m強のパットと、記者を笑わせた「ショットイン・イーグル」のエピソード
最終18番ホール(パー5)。勝てば優勝、そして決めればPGAツアーの新記録樹立となる運命のバディーパットは、2メートル強の距離でした。凄まじい重圧がかかる場面の心理を、松山英樹はこう振り返っています。
「でも、そういう記録のことを考えていたら入らないだろうなと思って打ったら、入った」
無心で放たれたボールがカップに吸い込まれた瞬間、米ツアーの歴史が塗り替わりました。コリン・モリカワ選手と1打差で迎えた緊迫の最終日、ゲームの主導権を握ったのは3番ホールでした。
残り105ヤードの第2打を直接カップに沈める「ショットイン・イーグル」を達成。
普段は寡黙な松山英樹ですが、優勝会見で海外の記者から「3番のセカンドショットについて、もっと長く詳しく話して!」とおねだりを受けると、思わず笑いながら次のように話し、会場を和ませました。
「すごくいいポジション、105ヤードくらいから良いショットが打てて。『チャンスについたな』と思ったら直接入った。大歓声が聞こえて分かったので嬉しかったです」
2,4日間で「33バーディー」の猛攻と、マウイ島への熱い想い
ツアー屈指のバーディー合戦が繰り広げられるカパルアで、松山英樹は4日間で2イーグル・33バーディーを奪う猛攻を披露。ボギーは初日と最終日にわずか1つ(計2回)という完ぺきなゴルフを展開しました。
スタッツ(記録)を見ても、フェアウェイキープ率75%(フィールド7位)、パーオン率87.5%(フィールド4位)と持ち前のショット力が火を噴いたように見えましたが、本人の自己評価は相変わらずストイックでした。
「実は、ショットのフィーリング自体はあまり良くなかった。その中でフェアウェイを捉えられたり、100ヤード前後の距離が良くてバーディーが獲れていた」
ショットの手応えが「良くない」と言いながらも新記録を出してしまうのは松山英樹の凄さです。この週はパッティングが1週間を通して冴え渡り、スコア貢献度を示すスタッツ(ストロークゲインド・パッティング)は5.417でフィールド3位を記録。
新しく投入したセンターシャフトのブレード型パターで、11番で9メートル、12番でも6メートル超の勝負パットを次々と沈めました。
また、この大会が開催されるマウイ島への深い愛着を語る感動的なエピソードも残しています。
「(2023年8月)に大火事があった時、またこの素晴らしいコースでプレーできるのか分からなかった。無事に無事開催されてプレーできて、ここでいつか勝ちたいとずっと思っていた」
2024年シーズンに2勝を挙げ、2025年シーズンも最高の開幕ダッシュを決めた松山英樹。
次週は、2022年に伝説の3Wショットで8勝目を挙げた相性の良いオアフ島「ソニーオープン・イン・ハワイ」へと舞台を移し、さらなる連勝へと挑みます。
【PR】
3,松山英樹のPGAツアー戦績に関するよくある質問(FAQ)
検索ユーザーやゴルフファンがネットでよく調べている「、圧山英樹の戦績や記録」に関する疑問をQ&A形式でまとめてみました。
Q1:松山英樹のPGAツアー(米ツアー)通算優勝回数は何勝ですか?
A:2025年1月の「ザ・セントリー」を終えた時点で、PGAツアー11勝です。これは日本人選手として歴代単独トップの記録であり、崔 京周(チェ・キョンジュ)選手(韓国)の8勝を抜いてアジア勢男子の歴代最多優勝履歴となっています。
Q2:松山英樹が初めてPGAツアーで優勝したのはいつですか?
A:2014年6月の「ザ・メモリアルトーナメント」です。プロ転向2年目、米ツアー本格参戦の初年度という異例のスピードで、当時22歳の日本人選手最年少優勝記録を樹立しました。
Q3:松山英樹の生涯獲得賞金はどれくらいですか?
A:PGAツアーの生涯獲得賞金は、2024年シーズン終了時点で約6,400万ドル(日本円で約90億円以上)に達しており、世界の歴代賞金ランキングでもトップ20に迫る位置につけています。これにスポンサー契約金などを合わせると、日本のアスリートの中でもトップクラスの年収を誇ります。
【PR】
■まとめ 松山英樹の今後の活躍とさらなる優勝履歴への期待
ここまで、日本ゴルフ界の至宝・松山英樹のPGAツアーにおける全11勝の輝かしい優勝履歴と、数々の劇的な名言・エピソードを【最新版】として振り返ってきました。
アマチュア時代にマスターズのローアマに輝き、2013年には国内男子ツアーで伝説のルーキー賞金王を獲得。
そして舞台をアメリカに移してからは、2021年の悲願のメジャー(マスターズ)制覇、そして、2025年開幕戦でのトータル35アンダーという米ツアー史上最多アンダーパー新記録の樹立まで、私たちの想像を超えるドラマを常に届けてくれています。
ケガや不調に苦しむブランクの期間があっても、圧倒的なストイックさと、ファンやチームに支えられて何度でも「再逆転」で這い上がる姿こそ、松山英樹が世界中でリクエストされ、リスペクトされ続ける最大の魅力です。
米ツアー2桁勝利を達成し、なおも前人未到の領域へと突き進む松山英樹。今後どのような新しい歴史のバトンを繋いでくれるのか、これからの活躍からも一瞬たりとも目が離せません。
これからも応援よろしくお願いいたします。
❐FaceBookもやってます。こちらです!!「ゴルフ通信!松山英樹応援ブログ 出張所」
❐Twitterも何とかやってます、よろしくお願い致します!!「山田佳男⛳️松山英樹応援ブログ運営」
そんな、こんな言いながらこれからも松山英樹、まずはPGAツアー賞金王になるまで応援するでぇ~。次回乞うご期待。
これからも応援よろしくお願いいたします。
【PR】




























(72歳のオッサンです!)



