石川遼の世界ランキング・賞金ランキングはどうなの??、【2015/09/15現在】

今回は、石川遼プロの「世界ランキングと賞金ランキングはいまどうなっているのか」というお話です。プロゴルファーとしてはこの「世界ランキングと賞金ランキング」というのは、自身の方向性、来年の立場、プロゴルファーとしての存続を決定する、なかなかキビシイものです。

プロは何でも大変やね~と思います。好きで無いとできません。ゴルファーといえどプロ、お仕事ですから。

石川遼プロのPGAツアー賞金ランキングは2017年6月12日現在、ランキングは157位(前週149位)というところです。石川遼プロの「世界ランキングと賞金ランキングはいまどうなっているのか」という事について、いろいろ調査してみたいと思います。

■石川遼プロの世界ゴルフランキング(2015年7月27日現在)

❒203位(前週193位)、0.8798ポイント獲得。

こんな状況です。石川遼プロ、7月25日~28日「RBCカナディアンオープン」では、予選を通過したものの、セカンドカットというのがあって、惜しくも最終日に進めず、前週の193位から203位までとうとうというか、順位を落としました。

200位圏外というのは、プロゴルファーとしてどれくらいの悔しさが残るものなのか、わたしらには想像を絶するものがありますが、石川遼プロがプロ転向後17歳で日本ツアー初優勝した2008年10月以来、6年9ヶ月ぶりのできごとです。

❐日本人の2015年現在の世界ランキング

昨年末時点では101位だったこの世界ランキングは現在203位。石川遼プロのコレまでの最高位は2009年11月の29位でした。日本人としては、現在。

①松山 英樹が15位

②岩田 寛95位

③小田 孔明111位

④近藤 共弘138位

⑤片山 晋呉139位

⑥武藤 俊憲153位

⑦谷原 秀人169位

⑧藤本 佳則179位

⑨藤田 寛之181位

⑩池田 勇太195位
とういような感じで日本人選手の200位以内は、上記10名のプロゴルファーが名前を連ねています。

ここでちょっと、世界ランキングについてのお話です

ここでちょっと、世界ランキングについてのお話です。正式には「オフィシャルワールドゴルフランキング」といい、日本では「世界ゴルフランキング」として言われています。

1985年から制度化されていて、PGAツアー国際連盟に加盟している主要ツアーとしては以下の5つのツアーがあります。

(1)PGAツアー
アメリカ合衆国及び北アメリカにおける男子プロゴルフツアーを運営する団体です。

(2)ヨーロピアンツアー
男子ヨーロッパゴルファーのプロゴルフ協会が主催しています。

(3)オーストラレーシアPGAツアー
オーストラリア最大のプロゴルフファーズ協会が主催しています。

(4)日本ゴルフツアー
一般社団法人日本ゴルフツアー機構が主催・主管するツアーです。

(5)サンシャインツアー
南アフリカのプロゴルフツアーのことで、1972年設立されています。

ゴルフの世界ランキングは、各選手が過去2年間にそれぞれが出場したトーナメントで獲得したポイントを、出場試合数で割り算する平均点方式で獲得ポイントが算出されています。

(但し、出場40試合以下の場合は40で、たとえ年間52試合以上出場していても直近52試合を対象にして、52で割り算をする事になっています。)

過去2年間の試合ということですが、直近13週分はそのまま加算するが、残りの91週部分は加算率というのが別にあって加算率が低くなり、ポイントを高く保つためには、結果ほぼ、直近13週の成績がどうかということになります。

また、それぞれの大会でポイントがあらかじめ決められていて、各トーナメントの大会規模、ツアーの種類で獲得ポイントの最高ポイント以下、各順位のポイントも変わってきます。

詳しくは、ゴルフの世界ランキングの公式サイトである「Official World Golf Ranking」という、ウェブサイトがあります。一度興味のある方は、確認をお願いします。

石川遼プロの今シーズンの状況を確認してみると、7月26日RBCカナディアン・オープン終了時点で計25試合に参戦していますが、なにより予選落ちが11回、決勝進出したものの25位以内は4回、10位以内は1回「ザ・プレイヤーズ選手権」の8位タイが最高位となっています。

なので、なかなかポイントを稼ぐ状態が作れていないという感じがします。その結果が現状を表しています。いかがでしょうかぁ?

石川遼 世界ランキング 賞金ランキング

■石川遼プロのPGAツアー賞金ランキング(2015年7月27日現在)

❒130位(前週127位)、62万2,441ドル(約7,700万円)獲得。

と、こんな状況です。先ほどからのお話にもあるように、賞金を稼ぐとか、ランキング順位を上げるとかには、感知していないような状況といっては失礼ですが・・そんな感じがします。

賞金ランキングでは、当然日本人は松山英樹と石川遼プロと二人だけなのですが・・。

松山英樹はちなみに、PGAツアー賞金ランキングは2015年7月27日現在、14位(前週14位)、297万7,650ドル(約3億7,000万円)。ということです。

日本ゴルフツアー機構、日本のツアーの獲得賞金ランキングと比較するとどんな感じなのか見てみました。

①金 庚泰(韓国)約5,728万円

②岩田 寛(日本)約3,947万円

③梁津 萬(中国)約3,647万円

④アダム・ブランド(オーストラリア)約3,373万円

⑤IJ・ジャン(韓国)約3,307万円

⑥Mヘンドリー(オーストラリア)約3,284万円

⑦B・ケネディ(オーストラリア)約3,090万円

⑧キム・ヒョンソン(韓国)約2,666万円

⑨山下 和宏(日本)約2,611万円

⑩片岡 大育(日本)約2,588万円

以上のような結果で、もう少し調べようと思ったけれど、もう情けなくて・・なんやねん。と思ったのはわたしらだけでしょうか?

日本ゴルフツアー機構、日本のツアーの獲得賞金ランキングといいながら、日本人は2位、9位、10位というわけです。

国別の対抗戦では無いので、しょうが無いといえばそれまでですが、男子プロ低迷といってしまえば、コレもそれまで。以下は・・こんな感じです。

⑪手嶋多一(日本)約2,585万円

⑫武藤俊憲(日本)約2,557万円

⑭藤本佳則(日本)約2,394万円

⑯宮里優作(日本)約2,367万円

国内各プロゴルファーの獲得賞金額、7月27日現在の結果です。

試合数が海外と比べて少ないといえばそれまでですが、JGTO日本ゴルフツアー機構の2015年、今年度の試合数は国内24試合(2014年は23試合)、海外での共同主管試合3試合(2014年は1試合)の計27試合(2014年は24試合)と5年ぶりに試合数も増加しています。

賞金総額も2014年は総額32億5364万円だったのが、34億7750万円へと大幅アップ、2012年度以来3年ぶりに賞金総額もアップしています。

獲得賞金額があと考えられるのは、ツアースケジュールとして、先ほどの計27試合の内、先日の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」までで14試合を消化。

あと残り試合、15試合どれだけ日本人選手が上位に食い込んで賞金王争いをしてくれるかにかかっています。日本人選手の後半の活躍に期待しましょう。ここからが本当の勝負どころですね。

というところから戻って、石川遼プロの❒130位(前週127位)、62万2,441ドル(約7,700万円)獲得は、

金額としては日本ツアーでやってるよりはいいのだろうけれど、そこと比較してしまうと意味ないので、是非奮闘、ガンバッテ順位をあげていってほしいものです。それより大変な事があるらしい??

■石川遼プロの今後、来年の状況は?

これまでお話してきた、石川遼プロの「世界ゴルフランキングと賞金ランキング」について、7月27日現在の、この数字が意味するものは何なのかということです。

❐2015年7月27日現在の、この数字が意味するものは何なのか?

❒世界ゴルフランキング203位(前週193位)、0.8798ポイント獲得。

❒賞金ランキング130位(前週127位)、62万2,441ドル(約7,700万円)獲得。

ゴルフだけではありませんが、このプロの世界では試合に出るための「出場権」「シード権」「出場資格」の獲得争い、争奪戦というのも当然発生してきます

プロゴルファーとして、トーナメントに出場して賞金を稼ぎたい、とは言うもののあまりに成績が良くない選手が出ても大会も盛り上がらない、当然プロの試合なので主催者側も成績のいい選手に出場してほしいと願う。

そんなこんなで、出場権獲得争いというのが発生します。石川遼プロの、いま戦っているPGAツアーでは、2013年から大きくシステムが変更されました。

それまではPGAツアーに出場するためには、出場権獲得のための「クオリファイング・トーナメント(QT)」といわれる、出場権獲得テスト試合のようなものがあって、それに出場していい成績を収めればPGAツアーに出場することができていました。

そんな、実績・性別・国籍を問わず誰でも挑戦できていた「QT」が2013年のシステム変更により無くなりました。ということは、今季はPGAツアーに参加できていても、成績が悪ければ今後は参加できなくなるということです。

その来年度も続けて参加できるか、できないかの基準となるのが、賞金ランキングの125位以内という一つの基準です。

何度も言いますが、石川遼プロは7月27日現在で、賞金ランキング130位なので、このままだと来年は出場資格無しということになります。サッカーとか野球であるような、2軍落ちですよね。

年間の出場試合数が減るとか、ビッグタイトルの大きな試合に出られないとか、今までのようにすんなりいかない、いろんな障害が出てきます。

では、どうするか?ということですが、以下ご確認下さい。

石川遼プロが今後少しでも成績アップ、ランキングアップをするための方法として考えられるのが、上記残りの3試合で少しでも良い成績を残すことに尽きます。

(1)07/30-08/02 クイッケンローンズ・ナショナル(メリーランド州)、結果10位タイ

(2)08/06-08/09 バラクーダ・チャンピオンシップ(ネバダ州・リノ)、予選落ち、フェデックスランキング125位421ポイント

(3)08/20-08/23 ウィンダムチャンピオンシップ(ノースカロライナ州)、結果31位タイ、フェデックスランキング124位458ポイント確定

おめでとうございます!!(2015/8/23現在)

いちばんいい方法は優勝する事、1回でも優勝すれば、上記の優勝賞金が獲得できてイッキにランクアップして賞金ランキングの125位以内が確保できると思います。

今の石川遼プロには、そうですね!と即効納得できない状況があるので、みんなやきもきしているのですがねぇ。

❒フェデックス・ポイントランキングってご存じでしょうか??

賞金ランキングやゴルフランキングとは別にPGAツアーでは、次年度のシード権を確保するためにもう一つ重要なランキングがあります。それがこのフェデックスポイントランキングです。

このポイントランキングでも125位というのが一つの基準になっています。現在7月27日の時点で石川遼プロは140位(前週137位)346ポイント獲得しています。

その差15位、確実に125位内を確保するためには、合計480ポイントが最低でも必要であると、世間ではいろいろな事をシミュレーションして石川遼プロを心配してか、マスコミも様々な予想をしています。

現在346ポイント獲得していますので、残り134ポイント獲得する必要があります。

残り3試合で134ポイント獲得しようとすると、3試合の内1つの試合で単独4位以上の順位を確保する事。

2つの試合で単独12位以上、3つの試合で単独26位以上ということになるそうです。

ここ近々の試合結果を見てみると、6月以降7試合出場、予選落ち3回、23位タイ、72位タイ、76位、85位タイと決していけそうな感じはありません。いかがでしょうかぁ?

取りあえず、ここ3回の上記3試合の石川遼プロの活躍に期待して、ポイント計算もしながら、ハラハラ、ドキドキもオモシロイと思いますがいかがでしょうかぁ?

石川遼 世界ランキング 賞金ランキング

★★最新情報 結果2015年9月15日現在 フェデックスカップランキング 122位:476ポイントとなっています。125位以上何とか確保しています。

来年度のシードも確保し、PGAツアーで2016年も石川遼プロの活躍が見れそうです。

■まとめです・・

そんなこんな言いながらの石川遼プロ、今スゴイニュースが入ってきています。7月30日からのクイッケンローンズ・ナショナル(メリーランド州)コングレッショナルCCで開催されています。

今まさにそこで石川遼プロが2日目7バーディ・4ボギー「68」と伸ばして、通算11アンダーの単独首位で決勝ラウンドへ進んだというニュースです。

さあ、決勝ラウンドはいかに!!いままさに、何とかならんかと話していた矢先です。石川遼プロ背水の陣、根性入れてます!!。

石川遼プロ、結果10位タイでした。

そして松山英樹は、グランディ那須白河GCで、2015年7月23日(木)-26日(日)に開催されました、ダンロップ・スリクソン福島オープンに出場しました!!。

スゴイですね、ナマで久々に松山英樹見れました。チョットガンバッテ福島まで行ってみた甲斐がありました。

そんな、こんな言いながらこれからも松山英樹、まずはPGAツアー賞金王になるまでに応援するでぇ~

これからもよろしくお願いいたします。