今回は、アイアンのヘッドの置き方??って、そんな言い方すると何かと思いますが、アドレスするときの構え方のお話です。
アドレスとは、ゴルフボールを打つために構えることです。ポスチャー(姿勢)、スタンス(足の位置)を決め、クラブをソール(接地)させることでアドレス(構え方)が完成します。
テニスやホッケーと違い、ゴルフは止まっているボールを打つというちょっと特殊なスポーツです。
そんな特色を最大限に生かすには、アドレス(構え方)がとても大切になってきます。
アイアンを持ってボールに向かってアドレスで構えた時、ソールするとき、どんな風にアイアンのヘッドをボールに対して置いてますか?アイアンヘッドの置き方、構え方その基準、徹底調査です。
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この記事の内容です・・
■アドレスしたときの自分目線で見た、アイアンヘッドの置き方
意外と正直ここまでこだわって無かった?と言えばそれまでですが(笑)実際構えてみるとわかりますね、違います。
そして、それで打って見ると、もっとわかります。いままでの打感、感触が違います。アイアンヘッドの置き方、目からウロコ??です。
今までもそこそこフツーに良かったのですが、もっとしっかりつかまった感があります。きもちイイですよ!!。
というわけで、アドレスしたときの自分目線で見た、アイアンヘッドの置き方です。
(シャフト・グリップの位置はまだカラダの中心です)
No1(右側が正解です)
上の画像(No1)をご確認下さい・・
左側はネック(黒いところ)とリーディングエッジ(アイアンフェイスの下の部分)を結んだ直線(赤い線)を飛球線(ボールの打ち出し方向)に対して直角に合わせたイメージ画像です。
当然リーディングエッジは直角に合っています(赤いライン)が、フェース面は画像で見る限り開いたイメージです。
右側はネックとトゥ(画像ではトップブレードと書いてますが)を飛球線に対して直角に合わせたイメージ画像です。
赤いラインは直角に合っていますが、フェース面は画像で見る限りかなり閉じたイメージです。グリップはまだ、カラダの中心です。
この画像(No1)だけでは、なかなかわかりづらいのでこんな画像(No2)を見つけました。
No2(右側が正解です)
先ほどと同じように・・
左側はネックとリーディングエッジ(画像ではフェースと書いてますが)を結んだ直線(黄色い線)を飛球線(ボールの打ち出し方向)に対して直角に合わせたイメージ画像です。
当然リーディングエッジは直角に合っています(黄色い線)が、フェース面に貼り付けたティーの方向は、飛球線に対して右側を向いています。ボールの打ち出し方向に対して直角にはなっていません。
右側はネックとトゥを結んだ直線(黄色い線)を飛球線(ボールの打ち出し方向)に対して直角に合わせたイメージ画像です。
フェース面に貼り付けたティーの方向が、飛球線方向を向いています。ボールの打ち出し方向に対して直角になっています。いかがでしょうかぁ??
No3
そんなアイアンについて、ちょっと見た目と違った構え方をするのには、ワケがあります。
アイアンのヘッドは一般的にシャフトの中心線よりは、見た目右側に付いています。
オフセット構造と言います。
No4(グースネックはボールのつかまりがイイ!)
ストレートネックならまだ大丈夫ですが、近頃のアイアンはオフセット構造のグースネックがほとんどです。
❐グースネックのお話からの重心角のお話・・
❒グースネックとは・・
シャフトに対してフェースの部分が後ろ側にくるネック形状のことを言います。ちょうどそのネックの曲がっているカタチがガチョウの首のように見える?ため、そう呼ばれるようになったそうです。
グースネックのアイアンは構えた時にシャフトの延長線上よりも後ろ側にフェース部分がきます。その1番のメリットは、ボールのつかまりがよくなる事です。
ボールのつかまりが良いとボールにスイングの力を伝えやすく、まっすぐ飛ばせるため、飛距離と方向性を高められます。
No5
ボールのつかまりが良くなるというグースネックのアイアンのメリットには、重心角(No5)と言われるのものが大きく関係しています。
重心角とはクラブを机などの上に置いた場合、フェースがどの方向を指すか、またその角度がどのくらいであるかを表す数値です。
No6(左のクラブの方が重心角が大きい・・)
フェースが地面に対して垂直に近づくほどに重心角は小さく(5番アイアン < 9番アイアン)、その逆は重心角が大きくなります。
グースネックのアイアン(グースネック>ストレートネック)はこの重心角が大きくなる傾向があります。
重心角が大きいアイアンほど打球のつかまりがよく、反対にストレートネックのアイアンは重心角が小さいため、グースネックに比べるとつかまりも悪くなると言われています。
●9番アイアン > 5番アイアン → 9番の方が5番より捕まりがいい
●グースネック > ストレートネック → グースネックの方がストレートネックより捕まりがいい
ピッチングやウェッジでここぞというときに、左引っかけ・・って、ありませんか?、引っかけるクラブまで、まだフックグリップやってるとか?ありませんかぁ??。
ということで、ボールのつかまりが良い、グースネックのアイアンヘッドを構えるときは、ヘッドの置き方に注意して、クラブのネックとトゥを結んだ線(トップブレード)が飛球線と直角になるようにセットする事(NO2)が重要だと言えます。
そうすることで、見た目はフェース面が飛球線方向を向いていないように見える場合(No1)もありますが、見た目と実際は違って、それが正解と言うことになります。
グースネックのアイアンでは、飛球線に対して、フェースのリーディングエッジを直角に合わせるのではなく、クラブのネックとトゥを結んだ線(No2)を直角に合わせる事が正解です。
以上がアドレスしたときの自分目線で見た、グースネックのアイアンヘッドの置き方です。(シャフト・グリップの位置はまだカラダの中心です)いかがでしょうかぁ??
ここから、グリップをハンドファーストに持って行きます。
❐ちょっと面倒なのですが・・構え方(アドレス)です。
ここから、ハンドファーストの位置、グリップエンドを左股関節の内側方向に傾けてアドレスをすると見た目にもリーディングエッジを飛球線方向に直角に向けた時と同じように見えるようになります。
最初から左股関節(左ふともも)の内側にグリップエンドをセットしてアドレスを構えるという方法もアリですが、この方法をとると、左手のグリップの握り方がかなりフックグリップになりすぎてしまいます。
かといって、アドレスしたときの自分目線で見た、グースネックのアイアンヘッドのリーディングエッジを飛球線に直角に置いてから、左股関節(左ふともも)の内側に倒してハンドファーストの構えると、アイアンのフェースが開いた状態のアドレスになります。
ちょっと面倒なのですが・・構え方です。
(1)まずカラダの中央でクラブのネックとトゥを結んだ線(トップブレード)を飛球線に直角に合わせてから・・
(2)右手でグリップエンドを左股関節の内側方向に向けて・・
(3)左手で肩にも腕にもチカラが入っていない状態で自然にグリップします。
(4)それから右手もフツーに添えます、グリップします。
コレが正解のようです。いかがでしょうかぁ??
❐【レッスン】骨格にあわせた正しいグリップの握り方 片山晋呉プロ(YouTube動画)【7分55秒】
あの片山晋呉プロが正しいグリップの握り方を解説しています。この方法でグリップを作ってから、ボールに対してハンドファーストでアドレスすると、一番簡単に正しいアドレスができます。
ちなみに正しいグリップを作ってから、グリップをカラダの正面のままでボールに対してアドレスすると、メッチャフェースが左向いてます。(笑)
■飛球線前方、フェイス面側から見たときのアイアンヘッドの置き方
先ほどは、ボールに対して上から目線のアイアンヘッドの置き方のお話でしたが、ここからは飛球線前方、フェイス面方向から見たときのアイアンヘッドの置き方、構え方のお話です。
❐クラブのライ角??のお話・・
No7(10円玉の隙間がデキルのが、適正ライ角)
早速ですが、(No7)の画像のように、水平な床面にアイアンをアドレスしたときにちょうどトゥの下側に10円玉が入るほどの隙間がデキルような「ライ角」が、そのゴルファーにあった適正ライ角と言われています。
適正なライ角のあるアイアンでスイングすると、ボールはフツーに真っ直ぐ飛球線方向に飛び出します。
No8(①アップライト、②適正、③フラットなライ角)
ところが、No8の画像のような・・
①トゥが上がるアップライトなライ角
③ヒールが上がるフラットなライ角
以上のような場合はそれぞれの矢印が示すように、ボールが左右に曲がる傾向になります。
つま先上がり(①)とか、つま先下がり(②)で打ってるのと同じイメージです。
クラブ自体のライ角を調整する事は、クラブ自体の材質によってデキルものとできないものがありますが、一般的にはゴルファーがアドレスをした時に意識して、注意して修正する事ができます。
No9(左は極端なハンドダウン、右側はハンドアップ)
No9の画像は、極端な例ですが左側は極端なハンドダウン、グリップ位置が下がりすぎてクラブのトゥ(先っちょ)が上がりすぎています。
右側は逆に、右側はハンドアップし過ぎてフラットなライ角になっています。
一般的にはアドレスでこんな極端な事はないと思われますが、フツーにアドレスして、先ほどの適正なライ角がデキルようなアイアンが自分に合ったアイアンと言うことです。
アイアンスイングのフツーなアドレスについてはこの記事がオススメです↓↓。
❐トゥーダウン現象のお話・・
ではなぜ・・フツーにアドレスして、トゥの部分に10円玉が入るのが適正なライ角というか?ですが、
No10(インパクト時に、トゥが下がる現象)
アイアンをスイングすると、遠心力によってインパクト時、ヘッドがボールに当たる付近で(No10)トゥダウン現象が発生するそうです。
遠心力によってトゥダウン現象が発生し、アイアンのトゥが下がって、結果的に適正なライ角になってボールが真っ直ぐ思った方向に飛び出すと言うことになります。
そのためトゥ側に10円玉の隙間がデキルライ角が、適正ライ角といわれています。フツーにアドレスしたときに、ムリせず適正ライ角に構えられるアイアンがベストです。
飛球線前方、フェイス面方向から見たときのアイアンヘッドの置き方、構え方とは、フツーにアドレスしたときに適正ライ角に構えるということです。いかがでしょうかぁ??
❐特にウェッジとかショートアイアンになるほど・・
❐❐特にウェッジとかショートアイアンになるほど、見た目にリーディングエッジを打ちたい方向に合わせれば合わせるほど、置いたときのフェース面の向きとリーディングエッジの線の向きが同じではありません。
見た目にリーディングエッジを打ちたい方向に合わせれば合わせるほど、置いたときのフェース面の向きが後ろから見ると左に向きます。
目線で見た目には、フェース面は開いて(右向き)見えますが、実際は後ろから見ると左に向いています。
なので見た目フェースが開いているからと言って、見た目閉じたように調整すると、打球は無茶苦茶引っかけが出ます。❐❐
わかりやすい動画を見つけましたので、このあとご覧ください。
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■こんな動画もあります・・いかがでしょうかぁ??
❐知らないと危険!?本当に正しいアイアンの”フェースの合わせ方”を伝授します。【内藤雄士レッスン】(YouTube動画)【11分57秒】
けっこうフェースを被せ気味にして、その分手の力を抜いてカラダで振ると、ちょーどいいドローボールが打てるみたいですよ。一度ご確認ください。
❐ほぼみんな知らない!?アイアンの正しい向き。(YouTube動画)【11分42秒】
特にウェッジとかショートアイアンになるほど、見た目にリーディングエッジを打ちたい方向に合わせれば合わせるほど、フェース面の向きとリーディングエッジの線の向きが同じではありません。
見た目にリーディングエッジを打ちたい方向に合わせれば合わせるほど、置いたときのフェース面の向きが後ろから見ると左に向きます。
ウェッジやショートアイアンで引っかけが出てしまうアナタ!、必見です。そんなお話の解決方法です。
❐知らないと大損!ドライバー、フェースの正しい向き、合わせ方を徹底解説します。(YouTube動画)【9分06秒】
おまけのお話です。アイアンでフェースの合わせ方をやってきましたが、ではドライバーではどうなのか??。そんな疑問に答えてくれます。
ドライバーは意外ともっと複雑です。アナタの今のスイングの傾向と合わせて考えると正解がわかります。
■アイアン関連のオススメ記事です!!
アイアンクラブの超オススメ記事でございます!!、アイアンについて、アナタの知りたい事がスグわかる。
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アイアンスイングの打ち方で、その普通はどれくらい変わるのか、ちょっと慣れてくるとホンマにこんなんでエエのか、こんな距離でええのかと思い始めます。そんなお話です。
アイアンの打ち方とスイングの方法、初心者もわかりやすいコツ。ヒトもいろいろなんで、ゴルフアイアンのスイングで、コレが絶対うまく行くというのはあるのか、無いのか。
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苦手アイアンの絶対間違い無く簡単に打てるイメージでお話します。そんなゴルフの初心者にもわかりやすい、アイアンの打ち方とコツです。
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■まとめです・・
今回のお話、いかがでしょうかぁ??ボールに対するアイアンヘッドの置き方。直角にするための方法。
実際クラブヘッドをボールのヨコに置いた時、真っ直ぐ目標方向を向いているかもハッキリしないのに、なーんて言ってしまえば何も始まりません。
フェースの向き(リーディングエッジ)で合わすのか、クラブヘッドのトゥ(先っちょ)とネック(シャフトとヘッドのつなぎ目)を結んだ直線で合わせるかで結果大きな違いになります。
わたしらはホンマに「アイアンがへたやなぁ~」と思っていたのが、「いやいやそうでもないでぇ!」に変わるきっかけになるかも知れません。練習あるのみです!!。
スイングとは、ただゴルフクラブを両手で持って振る、ボールを飛ばすことだけと言えばそれまでですが、アイアンのクラブヘッドの付き方がチョット普通ではありません。アイアンヘッドの置き方がポイントになります。
なので、このスイングというのがゴルフにおいては大変重要なことになっています。たかがスイングされどスイング。最初はなかなかボールは思ったように飛びません。
「アイアンのお悩み解決!!」・・こちらに記事まとめてみました。
ゴルフクラブの上げ方、バックスイングの方向、両腕の使い方、ダウンスイングのタイミング、その方向と目標。カラダのチカラの入れ具合の変化など、一瞬のスイングの世界にいろいろ考えるなんてできません。
とかなんとかイイながら、ゴルフは明るく!楽しく!!元気よく!!楽しみましょう!!(^^)/
❐FaceBookもやってます。こちらです!!「ゴルフ通信!松山英樹応援ブログ 出張所」
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さあ行くぞ松山英樹。そんなこんな言いながらコレからも松山英樹、まずはPGAツアー賞金王になるまで応援するでぇ~。乞うご期待。いつもありがとうございます。
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