ゴルフ!グリップのバックラインの合わせ方、プロの考え方。

今回は、ゴルフグリップの話、それもちょっと普段は考えないバックラインの合わせ方などについてのお話ということです。スイングするヒトと、ゴルフクラブとの唯一の接点です。

シャフトの握り部分のグリップについてのバックラインの合わせ方、そんな事についてのいろいろな思い、考え方などをいろいろ調査してみました。

あって当たり前でゴルフが始まった皆さんと、グリップのバックラインまったく知らずにゴルフ人生が始まったアナタとでは、そのゴルフ人生にどんな変化があるのでしょう。

ちょっと慣れてきて、ゴルフグリップをよく見ると、な~んか自分のクラブにはグリップの握りの部分に突起??。そんなグリップのバックラインのお話です。

■そもそもバックラインとは??

そもそもバックラインとは、なんでしょう。ゴルフのグリップには、「バックライン」の有るものと無いもの、大きく分けて2種類あります。

「バックライン」とは、グリップエンドから見てグリップの一部分がライン上に盛り上がっている物を言います。

グリップ バックライン プロ 合わせ方(左側がバックラインあり、です)

●バックライン有り →グリップを断面で見ると、一部がライン上に盛り上がっているグリップ。

●バックライン無し →グリップの断面がほぼ丸い円になっているグリップ。

カンタンな説明でこんな感じです。いかがでしょうかぁ??

グリップ バックライン プロ 合わせ方(こんなお話も・・あります!)

有ったり無かったり、だからどうやねん??ということになりますが、その特徴とは何なのでしょう。それは・・バックライン有り無しの違いとは・・??。

■バックライン有り、無しの違い・・いろいろあります。

「バックライン有りのグリップ」の一番の特徴としては、グリップをしたときにバックラインがちょうど指の関節に引っかかり、いつも一定のグリップができるということだそうです。

「バックライン無しのグリップ」の一番の特徴としては、引っかかりがないので、気にせず時々の感覚で自由にグリップができるということだそうです。

一般的には、ウッド系1番ドライバー、3番スプーン、5番クリーク、7番ウッドなどは「バックライン有りのグリップ」を使って、いつもフェイス面が同じ方向を向くようにして、いつも同じようにグリップできるようになります。

アイアンやウェッジ系は「バックライン無しのグリップ」にして、状況に応じてクラブのフェイスを開いたり閉じたり使いやすいようにするそうです。

時と場合で状況に合わせて、グリップをフックグリップにしたり、スライスグリップにしたりと変化させることがあるので有れば、「バックライン無しのグリップ」方が使いやすいということになります。

グリップ バックライン プロ 合わせ方(芹沢信雄プロのこだわり、バックラインです)

❒プロゴルファーの場合は、あくまで一般的ですがコード入りなどグリップが硬めが好みのプロは「バックライン有りのグリップ」、ラバーグリップなど柔らかめのグリップが好みのプロは「バックライン無しのグリップ」というのが一般的なようです。

グリップ バックライン プロ 合わせ方(基本は、スクエアにバックラインを合わせます)

最終的には、自分の使いやすさ最優先的な考え方が一般的なようです。やっぱり実際ラウンド中にクラブで悩むようでは、自分のクラブを信用できないようでは、ゴルフはできませんからね。そんな感じですね。

■バックラインの合わせ方、考え方

いずれにせよ、どちらかと言えばわたしら初心者は、実は「バックライン有りのグリップ」の方がいつも同じ形にグリップができて、いつもグリップが安定して良いのではないか?とも思われます。

そうするためには、「バックライン有りのグリップ」シャフトに装着する時に正しくフェイス面が飛球線に対して直角、スクエアになるようなバックラインの位置に結構こだわることになります。

また、それはヒトの手の形でバックラインの位置が、それぞれ違うような気もします。この辺はゴルフショップでグリップ装着時にしっかり調整しながら、相談しながらする作業になるのではないでしょうか。いかがでしょうかぁ??

❒❒ただもうちょっとお話を進めて行くと、バックラインにピッタリ指の関節を合わせるためにグリップの太さも考えなければいけないようです。

この辺は個人差があるので実際はゴルフショップなどでグリップ交換をするときに、「バックライン有りのグリップ」を選んで、指の関節がバックラインにピッタリ合うように、グリップの太さの調整も必要になるかも知れません。

一般的に言われていることは、グリップが太くなると手首が使いにくくなる、使いにくくなると言うことは結果的に左に飛び出すフックボールが出にくくなる?そうですが、いかがでしょうかぁ??

まだまだそこまで考えたこともない、そんなわたしらですがフック系の球筋に変えたいと思ったらグリップを細くすると言うのも一つの方法なのかも知れません。

❒また、近頃のカチャカチャ系のドライバーはメーカーによって、自分なりに調整するとシャフトが回転して向きが変わるそうです。

ということは、「バックライン有りのグリップ」を選んでいるとバックラインの位置も変わるということになるので、ある程度カチャカチャ調整をして、これでもう大丈夫となってから「バックライン有りのグリップ」に差し替えると言うことになりそうです。

なんやかんや、いろいろありますが・・いかがでしょうかぁ??道具に助けてもらうのも、十分アリなゴルフの一つの方法です。あまりコレに頼り出すと、それ以前に「もっとまともなスイングの練習せい!」と、どっかから聞こえてきそうですが。

グリップ バックライン プロ 合わせ方(こんなお話も・・あります!!)

■バックライン有りのメリット・ええところ・・

1,指の関節がちょっと出っ張っているバックラインに引っかかって、隙間ができにくく握りやすい。

2,バックラインを基準にグリップすれば、いつも同じようにグリップできる。

3,ドライバーなどでは、インパクトでしっかりボールを押す感覚ができる。

4,アドレスするときも、グリップがカンタンに決まるので比較的セットしやすくなる。

5,比較的ゆる~くグリップを握っても、グリップが緩むことが少ない。

というように良いことずくめのようですが、フェイス面がいつも一定になって構えやすいということであれば、それこそウェッジ系をのぞいて、ドライバーから9番アイアンまで全部「バックライン有りのグリップ」でも良いのではと思ってしまいます。

グリップを装着するときに十分注意して正しくグリップが装着できれば、これ以上のメリットはありません

あとはスイングするだけとゴルフがカンタンになりそうな気もしますが、特にわたしらのような初心者は、いかがでしょうかぁ??

■バックライン有りのデメリット・困ったところ・・

1,日々の体調、コンディションによりいつも通りグリップがやりにくい場合があったりする。

コレは、手がむくむとか体感的な体重の変化、カラダの動き具合、ちょっとした違和感など、そんなちょっとしたことがいつも手に当たる「バックライン有りのグリップ」感触を左右するとか、そんなお話もあります。

そこまで言ってしまえば、バックライン有ろうが無かろうが、グリップが太いの細いのみんな一緒のような気がしますが、この辺はわたしら初心者にはちょっとわかりにくいところです。判断はお任せします。

ということは、「バックライン無しのグリップ」のメリットは、その辺を気にせずグリップできるということなのでしょうね。

グリップ バックライン プロ 合わせ方(左がコード入りグリップ、白い点々が特徴?)

 

日頃から感覚、フィーリング優先でグリップするか、バックラインに従って形からグリップするかそんな皆さんのゴルフに対する考え方からもどちらのグリップが良いのか考えて見ましょう。判断はお任せします。

❒ここまでいろいろ徹底調査してくると、わたしら的には、ウッド系1番ドライバー、3番スプーン、5番クリーク、7番ウッドなどは「バックライン有りのグリップ」を使って、いつもフェイス面が同じ方向を向くようにして、いつも同じようにグリップできるようする。

そして、アイアンやウェッジ系は「バックライン無しのグリップ」にして、状況に応じてクラブのフェイスを開いたり閉じたり使いやすいようにするのがなんか良さそうな気がしてきました。

■付録?グリップ選びの基本ポイントです

(1)グリップの理想の太さ?とは・・
グリップを下に来る手(グリップエンド側)で握った時
に、薬指が手のひらに触れない程度がグリップの理想の太さ だそうです。

(2)グリップの太さ、硬さの感覚は・・
グリップの太さ、硬さを感じるのは上に来る手
(ヘッドに近い側)の薬指・中指・人差し指の自分の感覚を重視しましょう。

(3)グリップの硬さによる特徴

●硬いグリップ →しっかりと強い握力で握りたいヒト向け。

●ソフトなグリップ →摩擦係数が高いので余分な握力が要らない。

(4)グリップの種類による特徴

●コードグリップ(硬い) →しっかりと握れて、雨天時はコード材が引っかかり滑りにくい。

近頃出てるエラストマー系(樹脂)グリップもこの分類です。ただ雨天時はラバーほど水分を吸わないので、扱いが難しいところが有ります。

●ラバーグリップ(ソフト) →カラっと晴れている時には、摩擦係数が高く、手に余分な力が要らない。一般的には種類の多いタイプです。

グリップ バックライン プロ 合わせ方(太い、細いなどで、こんなことも有ります・・)

(5)グリップの重さによる特徴

●飛距離重視 →軽めのグリップ、ヘッドが返りやすくなり打球を飛ばしやすくなる。

●操作性重視 →アイアンやウェッジのように操作性重視なら、重めのグリップがスイングがぶれない。

グリップの重さによって、クラブのバランス、振りやすさ、スイング感覚も変化します。

(6)バックラインの有り無しによる特徴

●バックライン有り →フェイス面の向きが確認しやすい。スイングのインパクト時のフェイス面の向きが確認しやすい。

●バックライン無し →グリップに引っかかりがないので、気にせず時々の感覚で自由にグリップができる。

(7)グリップの太さによる特徴

●飛距離重視 →細めのグリップ、ヘッドが返りやすくなり打球を飛ばしやすくなる。バランス的にはクラブが重く感じる。

●方向性重視 →ミート率、方向性重視なら、太めのグリップがスイングがぶれない。バランス的にはクラブが軽く感じる。

■グリップのお話・・まだまだあります!!

いかがでしょうかぁ??カンタンにまとめてみましたが、もうちょっとグリップについて詳しいお話が・・という皆さんにはこんな記事もあります。よろしくお願いいたします。m(_ _)m

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■まとめです・・

ゴルフグリップのバックラインの合わせ方、などについてのお話しをしてきましたが、いかがでしょうかぁ??

日頃はあまり考えたこともなかったゴルフグリップのバックラインのお話。わたしらも最初っからバックライン無しでゴルフはじめたもんです。

なので、何年かしてからドライバーではじめてバックライン有りのドライバーを持ったとき、変に力が入ってやりにくかったのを覚えています。

うまく使えればそれなりの効果は十分あります。

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さあ行くぞ松山英樹。そんなこんな言いながらコレからも松山英樹、まずはPGAツアー賞金王になるまで応援するでぇ~。乞うご期待。